陶芸用語 索引−「さ,サ」
- 砕器
- サイキ
- 砕紋器(さいもんき)。小さな貫入の多い器物。
- 細字九谷
- サイジクタニ
- 九谷焼で湯呑や茶碗などの内側に詩や千字文などを細字で書いたもの。赤絵九谷の特徴。
- 彩陶
- サイトウ
- 彩文土器(さいもんどき)、彩色土器(さいしょくどき)、彩絵土器(さいかいどき)。土器の表面を紅か黒、あるいは紫で彩色し、水平文、渦文、幾何学文、鳥や獣などの模様をもつもの。
- 早乙女手
- サオトメデ
- 瀬戸茶入の一種。腰帯(胴紐)が二筋あるもの。
- 逆蕪
- サカカブラ
- 蕪を逆さにしたような形の花瓶。
- 逆釉
- サカグスリ
- 器物の口を下にして焼成する、すなわち伏焼の為に釉が器物の下部から上部に流れているもの。
- 杯
- サカズキ
- 盃(さかずき)、かわらけ、ちょこ、猪口・錘口(ちょく)、杯猪口(さかずきちょく)、酒杯(さかつき)の意味。
- 薩摩焼
- サツマヤキ
- 鹿児島県のやきものの総称。豊臣秀吉の朝鮮出兵後、薩摩藩主島津義弘も多数の朝鮮の陶工を連れ帰り、製陶活動の絶無だった薩摩に窯を開かせたのが始まり。鉄分の多い素地に鉄釉を施した日常雑器(黒もん)は庶民用、白胎土を用いた(白もん)は藩主用とされた。
- さば土
- サバツチ
- 砂婆。花崗岩の半ば風化分解した粗い砂で、重要な陶磁器原料。
- さや
- サヤ
- 匣鉢。焼成時に窯内に器物をできるだけ多く、また保護する目的で窯積みに用いる耐火粘土製の容器。
- 盞
- サン
- 碗や杯の形状を指す中国での呼称。
- ザングリ
- ザングリ
- 陶磁器、殊に茶道具鑑賞の常套用語のひとつ。おおまかでチマチマしていないザックリした持ち味。
- 三彩
- サンサイ
- 三色の色釉。唐三彩、明三彩など。