陶芸用語 索引−「め,メ」
- 目跡
- メアト
- 重ね焼きをする時、器物の熔着を防ぐため隔てとして用いる芽土・砂・貝・針などの痕跡のこと。
- 銘款
- メイカン
- 銘印(めいいん)。陶磁器に付けられたしるしで、印を捺したり、書いたり、あるいは箆で押したものなどがある。窯名や作者名を表すもの。
- 茗壷
- メイコ
- 急須のこと。
- 名物
- メイブツ
- 選ばれた由緒ある優れた茶道具。名物とは本来、名または、銘のつけられたすぐれものという意味で、茶の湯道具の世界で使われるようになったのは15世紀以降。通常、名物は大名物、名物、中興名物の三種に分類される。名物は利休時代に著名になった道具をいうが、織田信長や豊臣秀吉が千利休や津田宗及らに選ばせたり、名物狩りと称して収集したコレクション。
- メクレ
- メクレ
- 焼成中に、釉薬が素地から剥れ、めくれたような状態になっているもの。
- 飯茶碗
- メシチャワン
- 単に飯椀といえば漆器らしく聞こえるので陶磁器の飯椀は飯茶碗とよぶ。
- 目砂
- メスナ
- 焼成中に器物が熔着するのを防ぐため、重ね焼きの合わせ目や器の高台の下に塗る砂。硅石粉を用いる。
- メチ
- メチ
- 紐状に伸ばした粘土。
- めはぎ
- メハギ
- 重ね焼きのために内面の釉を剥ぐことで、有田地方で用いた語。瀬戸の五徳目、京都の蛇ノ目と同じ。
- 面取手
- メントリデ
- 茶入の肩と底の角の部分を切り取ったもの。底の角だけを切り取ったものを底面取(そこめんとり)という。