陶芸用語 索引−「り,リ」
- 利休甕
- リキュウガメ
- 細長い寸胴形の水甕で、外側は一面に飴釉をかけ、上から縄暖簾のように銅緑釉を掛け流したもの。
- 利休信楽
- リキュウシガラキ
- 千利休(1522−1591)が古信楽の土味を好んで茶器に取り入れ、好みに合わせて制作させたもの。
- リセッソ
- リセッソ,Recesso
- 浴室の陶製付属品。例えば、はめ込みの石鹸箱などがある。
- リソフェン
- リソフェン,Lithophane
- 透かし彫刻磁器。浅浮彫を施したものもある。
- リソマージ
- リソマージ,Lithomage
- 組成がカオリンに似たアルミニウム珪酸からなる白、黄あるいは赤味を帯びた粘土様の物質。
- 李朝辰砂
- リチョウシンシャ
- 朝鮮李朝(1392−1910)の釉裏紅、すなわち銅紅色下釉のある磁器。
- 李朝陶磁
- リチョウトウジ
- 朝鮮李朝(1392〜1910)の陶磁器。
- 李朝白磁
- リチョウハクジ
- 朝鮮李朝(1392−1910)の無模様の磁器。
- 立器
- リッキ
- 朝鮮の飯茶碗で口の立っているもの。
- 利坏
- リハイ
- 器物の外面を削り仕上げする工作のこと。
- リモージュ・ウェア
- リモージュ・ウェア,Limoges Ware
- 一種のクリームカラード・ウェアと精陶器。18世紀に製造が始まり、すぐ後で類似の陶器をWedgwoodが作ったことから、フランスで普及したが、その後、同質でデザインの変わった製品がリモージュで大量に製造された。
- 溜火
- リュウカ
- 窯に火を入れるときの最初の小火。水が滴々と落ちるように徐々に焚き、坏土中の水分を次第に蒸発乾燥させる。
- 琉球焼
- リュウキュウヤキ
- 琉球(沖縄)のやきもの。17世紀初頭に薩摩から朝鮮人陶工が招かれ、製陶技術を学んだという。
- 龍泉窯
- リュウセンヨウ
- 中国浙江省の龍泉県を中心に5県の一帯に200余を数える窯趾を擁した中国最大の青磁窯。
- 流泥文
- リュウデイモン
- 器物の表面に素地土と異なる色の土をかけて木理模様を表したもの。
- 緑彩
- リョクサイ
- 一面の緑色中に、五彩の模様を施したもの。
- 輪花
- リンカ
- 花弁のように開いた輪郭の皿や鉢。