陶芸用語 索引−「ふ,フ」
- ファイアンス
- ファイアンス,faience
- 光沢ある高級な彩色陶器の一種。
- 深川製磁
- フカガワセイジ
- 1894年(明治27年)香蘭社の次男、深川忠次が有田焼の輸出用に作った会社。輸出の為の和紙のデザイン帳(カタログ)が作られ、英国のワット商会を代理とした貿易が行われた。
- 深鉢
- フカバチ
- 鉢類を分類する場合、口径と高さが大体おなじものを鉢、口径が高さより大きいものを浅鉢、高さが口径より大きいものを深鉢という。
- 吹掛
- フキガケ
- 大きな器物や複雑な形の成形物に釉薬を吹き掛ける施釉法。
- 吹墨
- フキズミ
- 墨を霧吹きなどを使って器物に細霧状に吹きかける染付。
- ブク
- ブク
- 釉中にできた泡。釉を厚掛けしたり、急加熱したりするとき生ずる。
- 覆輪
- フクリン
- 茶碗などの口縁部を包む金・銀・銅等の覆い。天目茶碗のように口縁部の釉が薄くなったところを改良、又は強化するため、伏せ焼きした器物の口辺のざらつきの覆いとして施されるが、装飾的な意図の場合もある。
- フラックス
- フラックス,flux
- 釉薬や素地の中に混ぜてそれの融点を下げる物質。
- フリット
- フリット,frit
- 釉薬原料を調合熔融してガラス状の小塊にしたもの。
- 古田織部
- フルタオリベ
- 古田織部正重然(1544-1615)。安土・桃山・江戸初期の武将、茶人。織部焼の黒、濃緑、赤など多彩な色感覚、異国風の幾何学的デザイン、自由奔放なスケッチ模様、歪んで瓢げた奇矯なフォルム、一個の器物に複数の粘土を継ぎあわせるテクニックなど、織部の造形芸術は、従来の素朴な黄瀬戸や志野焼の装飾世界から飛躍進展した。
- 風炉
- フロ
- 茶の湯で席上に置き、火を入れ、釜を掛けて湯を沸かす炉。
- 粉彩
- フンサイ
- 磁器上絵付の一種。五彩が硬彩といわれるのに対し、軟彩という。上絵付を自由な描画に近づけるために導入した諧調のあるぼかし技法。
- 粉青沙器
- フンセイサキ
- 韓国で三島をこう言う。