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  • 磁器

浦口 雅行Uraguchi Masayuki

1964年3月生まれ

〒315-0116 茨城県新治郡八郷町柿岡4661-5
TEL.0299-43-3383
「青瓷黒晶大鼎」
「青瓷黒晶大鼎」(高58.5 径55.0cm)
「青瓷黒晶香爐」
「青瓷黒晶香爐」(高37.5 径24.4p)
「海松瓷黒燿砕茶碗」 「海松瓷黒燿砕茶碗(細部)」
「海松瓷黒燿砕茶碗」(高6.7 径13.3p)
「青瓷輪花鉢」
「青瓷輪花鉢」(高10.6 径33.1p)
「青瓷香爐」
「青瓷香爐」(左:高9.4 径14.5p 右:高9.1 径18.7p)

作家写真

plofile

1964年
東京に生まれる
87年
東京芸術大学美術学部陶芸講座卒業
89年
同大学院三浦小平二研究室修了
90年
国際陶芸展優良入選
93年
朝日陶芸展新人陶芸賞受賞
98年
国際交流基金買上げ
2002年
茨城県芸術祭特賞受賞
04年
ニューオリンズ美術館(アメリカ)買上げ
日本橋三越、新宿京王、大阪高島屋、名古屋丸栄、広島天満屋、宇都宮東武、藤野屋(栃木)、壺好(東京)、ギャラリー萌(栃木)などで個展開催
●主な作品のテーマ
青瓷による「人の心を打つ」新たな技術、表現の追求
●主な制作技法
伝統的な青瓷に加え、独自に開発した海松(みる)瓷黒燿砕、青瓷黒燿砕、青瓷黒晶、窯変月白瓷など新技法
●胎土の種類
陶、磁土数種類を独自に調配合
●主に使用する窯の種類
電気窯・ガス窯
●師
三浦小平二
●所属団体
日本工芸会
●Message
特に「海松瓷黒燿砕茶碗」は現在最も新しい技法で、黒緑色の釉薬に、氷砕状に入った貫入がプリズム化して虹色に輝き、まるで宇宙空間に広がる星々のような幻想的な表情を見せます。
〜近代工芸としての青磁の姿〜
 青磁を作りはじめた最初の理由は、今となってはあまりはっきりとしないといいます。しかし、陶芸家として独立する時、仕事の方向を青磁だけに定めたのは、もちろん生半可な気持ちからではありません。青く、底知れない美しさに惹かれる一方で、青磁という多難なテーマに挑む相応の覚悟をしていました。
 浦口雅行氏の作る青磁作品の特徴のひとつは、粉青などの伝統的な青磁釉ばかりでなく、重厚で複雑な発色を可能にしたオリジナルな青磁釉を安定させ、次々に発表していることです。それにもうひとつのこの作者らしさが、骨太な造形力にあります。紀元前の中国の青銅器を彷彿させる堂々とした鼎や、奇妙な構造をした香炉の不思議な形に、とくに造形的な特徴が顕著に示されています。
 早くから注目され、その期待を裏切らずに創作家として成長し続けてきた浦口氏も、もう若手とはいえないキャリアに達しようとしています。その経歴を振り返ってみると、近代工芸としての、青磁の将来を担うことのできる陶芸家のひとりに違いないと感じるのです。
の目
陶芸における数有る表現手法の中で最も品格が求められるであろう青磁、釉薬の開発に向ける情熱に劣らぬフォルムへの探求、デザインのバリエーションに期待がかかる。

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