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伊藤 雄志Ito Yushi

1945年8月生まれ

〒479-0824 愛知県常滑市白山町2-63-1
TEL.0569-34-2203
「練込み手皿」
「練込み手皿」(2000年 径23.7×22.4㎝)
水野屋 個展DMより
「粉引鉢」
「粉引鉢」(1995年)
ギャラリーCERA 個展DMより
左「粉引酒器」右「粉引組皿」
左「粉引酒器」 右「粉引組皿」(2001年)
豊しま 個展DMより
左「粉引片口」右「志炉い器」
左「粉引片口」 右「志炉い器」(2002年)
清翠陶苑 個展DMより
前「刷毛目鉢」後「組鉢 5客組」
前「刷毛目鉢」(径28.5㎝) 後「組鉢 5客組」(径18.5㎝)
(1998年) 水野屋 個展DMより

作家写真

plofile

1945年
愛知県常滑に生まれる
製陶工場に勤務している折、全国の産地を廻っていた日根野作三氏と出会い、指導を受ける
78年
フランス・ヴァロリス国際陶芸展にて金賞受賞
79年
日本工芸会正会員に認定される
83年
常滑・信楽ジョイント展に出品
92年
マレーシアI・T・M大学にてワークショップを行う
94年
韓国・慶州にて作陶
97年
タイにて作陶をする
98年
韓国・慶州にて日韓米の3陶芸家によるワークショップを行う
99年
インドにて行われたワークショップに参加
2000年
東海伝統工芸展の審査員となる
現在まで長三賞陶芸展にて長三賞を5回、奨励賞3回、それぞれ受賞
●主な作品のテーマ
自身の内面の表現
●主な制作技法
塩釉による練込み、粉引など
●胎土の種類
白土、赤土、磁器土
●主に使用する窯の種類
灯油窯
●師
冨本五郎
●所属団体
日本工芸会
●工房見学
可(名鉄常滑線常滑駅下車)
●Message
行動し、様々に感受し、それをいかに豊かに、温かく表現し、作品化しようかと思いめぐらしています。
~近代作家の精神と、クラフト運動の本質が混交して生まれた器~
 愛知県常滑という中世からの大陶産地に生まれ、育った陶芸家なのに、この人の作るものはいわゆる「常滑焼」ではありません。どちらかというと、その土地から受ける刺激や臭いを好まないタイプの作家であり、したがってその分、伝統やブランドへの依存など微塵もなく、自立しています。伝統の産地にいてもいなくても、どんな状況にあっても周囲に囚われず、自らの考えだけでものを作ることができる陶芸家です。
 そんな伊藤雄志氏の作るやきものの特色は、素朴さのなかに感じられるモダン感覚の鋭さといえます。たとえばそれは、ほんの少しだけ揺れているロクロ造形によるフォルムであったり、象嵌によって引かれた一本の線の頼りなさ、あるいは線による主張であったり、または、偶然を装ったかのように配される化粧土の作る風景の場合もあります。そして、そんな微妙な佇まいのなかにこそ、なんともいえない作者特有の精神性が立ち現れるのです。
 それらは、土という素材の持つ素朴さや強さと、作者である伊藤氏の持つ天性の感覚とがせめぎ合い、時に、和合してできたどれもとても素敵な器たちばかりです。
 クラフト運動の本質ともいえる精神を受け継ぎ、愚直に思えるほど「よいもの」をひたすら求めて作り続けるのが、陶芸家・伊藤雄志氏の終わりのない目標です。
の目
一般的に評価されがちな完成度の高さを求めるのではなく、作者のみが理解し基準としている出来上がりの良さが伝わる素朴さは、土を素材とすることの形や表現の意味をうったえているかのような気がする。

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