• 九州
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  • 磁器

井上 康徳Inoue Yasunori

1958年6月生まれ

〒844-0028 佐賀県西松浦郡有田町西部307
TEL.0955-42-4438
E-mail:yasarita@po.saganet.ne.jp
「白磁緑釉刻文花器」
「白磁緑釉刻文花器」(高25.0 径35.0p)
「彩釉彫文皿」
「彩釉彫文皿」(5客 径18.0p) 40,000円
「白磁波文皿」
「白磁波文皿」(5客 径17.0p) 35,000円
「彩釉彫文徳利」
「彩釉彫文徳利」20,000円
「青白磁線ぐい呑」
「青白磁線ぐい呑」12,000円

作家写真

plofile

1958年
佐賀県有田町に生まれる
81年
成蹊大学工学部卒業。同年より父・井上萬二に師事し、陶芸の道に入る
82年
西部工芸展出品
83年
日本伝統工芸展に初入選。以降、これまで12回の入選を重ねる
85年
この年より現在まで、九州山口陶磁展入選・入賞、佐賀県美術展入選・入賞、西日本陶芸展入選・入賞、一水会陶芸部展入選・入賞
90年
日本工芸会正会員となる
98年
国際交流基金作品買い上げ
2000年
西部工芸展正会員賞受賞
01年
一水会会員優賞を受ける
02年
西日本陶芸展にて優秀賞(文部科学大臣奨励賞)受賞
●主な作品のテーマ
伝統技法を用いて、現代的な作品を作ること。彫りや釉に変化を持たせ、白磁による表現の幅を広げること
●主な制作技法
ロクロ成形、素焼前に彫りを入れる。また、施釉時に釉薬の掛分などを行う
●胎土の種類
天草陶石、白磁の特上石
●主に使用する窯の種類
ガス窯
●師
父・井上萬二
●所属団体
日本工芸会
一水会
佐賀陶芸協会
有田陶芸協会
●Message
見て使って、楽しんでもらえる作品作り、「生活のなかにとけ込んでいける」作品作りを心がけています。
〜白磁の領域拡大を進める詩的な作業〜
 かつて、色絵磁器の人間国宝だった13代今泉今右衛門氏(1926−2001)が、「私の家では、みそ汁までも磁器の器を使って食べていて、子供の頃は、それが日本中どこででも当たり前のことだと思っていました(笑)」と、いっていたのを思い出します。
 やはり同じ佐賀県・有田町出身で、白磁の技術で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されている井上萬二氏(1929−)を父に持つ康徳氏は、幼少の頃、一体、どんな器を使って毎日の食事をしていたのでしょうか?
 それはともかく、井上康徳氏の作る白磁の器は、昨今の多様化した日本の食文化を機敏に反映し、バリエーションに富んだ豊かな器形が特徴です。しかも、それらの器に施された彫りや彩釉などの文様は、けっして白磁のフォルムそのものの美しさを損なわないように控えめで、むしろその造形性を強調するかのように、周到に計画され施されています。白磁の領域を固定せず、徐々に拡大化しながら進められている仕事ともいえましょう。
 輪花、角、楕円、波に円…、それら井上氏の作る繊細で詩的ですらある白磁の器たちが食卓に上ったら、それだけでさぞや楽しい晩餐になることでしょう。
の目
伝統工芸とはこういうものである!ということをしみじみと感じさせるような均整のとれた作品は白磁ならではの美を醸し出している。そしてこの技術にデザイン力が加わった時、器を楽しむ食文化をリードすることは間違いないことであろう。

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