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美術工芸博物館はポツダマープラッツ駅から徒歩5分ほど。すぐお隣にはヨーロッパ絵画の名作が揃う『絵画ギャラリー』、道路を挟んで向かいには『ベルリンフィルハーモニー』と西ベルリン時代の文化施設が立ち並ぶ「カルチャー・フォーラム」というエリアに位置するヨーロッパの美術工芸品を展示する博物館です。 |
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写真左は『絵画ギャラリー』の入口。写真右がビッグサイズの案内板。「→」の方向に美術工芸博物館があります。 |
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こちらが美術工芸博物館の入口。開放的な『絵画ギャラリー』の入口とは一味違うデザイン。休館日のような静けさが漂っています。 |
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地階を含めた4階構造の建物にルネサンスから現代に至る凄まじい量の工芸品が展示されています。
取材当日、人の姿もまばらで静まり返った館内。警備員さんに後をつけられながらもくまなく作品をチェック。写真はフラッシュなしならOKですがショーケースに近づき過ぎると注意されるのでご用心。
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雑誌やインテリアショップで一度は目にしたことのある家具が並ぶ現代プロダクトのフロア。 |
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全体的に薄暗い館内。最近の美術館や博物館につきものの大型ミュージアムショップやお洒落なレストランといったものは一切なく、昔ながらの素朴な博物館です。
せっかくの素晴らしいコレクションですから見せ方や館内の雰囲気にもう少しこだわれば、もっと繁盛するのでは? などといらない心配をしてしまいました。 |
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尋常ではない展示数に加えて、一点一点良質で見ごたえある作品が並ぶため、後半はかなり疲労困憊。
そんな中、電車のストライキで見逃したマイセンが登場(詳しくはマイセン編をご覧下さい)。アール・ヌーヴォーが流行した時期に製作された「ウィング・パターン・セルヴィス」(1901-1903)は一見したところマイセンとは思えないデザイン(写真左)。印象深い色彩に惹きこまれます。 |
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こちらは日本のやきものを写した作品。ドレスデンの『陶磁器コレクション』でも有田焼・柿右衛門を写した作品を数多く見ましたが、改めて日本の磁器がマイセンをはじめとするヨーロッパの磁器製作に大きな影響を与えたことを実感します。
写真下は思わず日本の陶器と見間違える作品。油滴天目に伊賀焼のビードロ釉を思わせる器、青海波風の文様と日本の伝統技法を使用した作品です。 |
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美術工芸博物館
Kunstgewerbemuseum
Open:
火〜金 10:00−18:00
土〜日 11:00−18:00
入場料:8ユーロ
※ベルリン市内の博物館や美術館で利用できる3日間共通券(19ユーロ)が便利。但し特別展は利用不可。
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陶磁器の他にも王室や教会が所有していた金銀細工や宗教用品など
豪華絢爛なコレクションを多数展示
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