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日本の主要陶産地27が、旅気分で知って、学べる
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毎日使う湯呑や飯碗は、なに焼でしょう? 「全国旅手帖」は各陶産地の特徴、歴史から温泉、グルメ情報まで、旅気分で読んで学ぶガイドです。 |
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■やきもの+観光・グルメ情報が満載
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有田焼の器にカレーが入っている、風情ある駅弁があるのを知っていますか? 信楽の街に行ったら寄りたい天然温泉はどこ? こんなやきものを取り巻く地元情報までガイドするのが、陶芸の総合情報サイト
「陶芸三昧」 内の 「全国旅手帖」 です。
アクセスするにはヤフーやグーグルなら 「陶芸三昧」 から入ってもよし、または 「全国旅手帖」 と入力すれば、全国27の主要やきもの産地が、ズラっと表記されたトップ画面が紹介されます。
まずは北から、福島県の会津本郷焼、新潟 ・佐渡の無名異焼は金山との縁の深いやきものです。 関東からなら日帰りも可能な大産地 ・笠間、濱田庄司の工房が見学できる益子。 生産量日本一という岐阜県の美濃焼、その周辺には小京都 ・飛騨高山の渋草焼、瀬戸焼へと続きます。
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(栃木) |
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益子焼再興の祖は、民芸陶器の人間国宝・濱田庄司。
「益子参考館」では、旧濱田邸や工房(左)、文化財の登窯(右)が見学できます。 |
INAXの城下町、愛知県 ・常滑焼、伊勢湾を挟んで向こう岸には三重県の萬古焼、そして藤堂伊賀など茶陶で名を馳せる伊賀焼。 焼きは焼きでも絶品
・伊賀牛の網焼きの穴場情報も。 山を挟んで滋賀県側には、信楽。 隣の奈良には赤膚焼、京焼と産地が連続します。 地元情報としては、漬け物激戦区の京都で味、抜群!!発見!!
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(三重) |
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伊賀焼の窯元「三軒窯」。 7基もの穴窯を有する当主の新歓嗣さんは斬新な意匠の作品も得意。
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現代の伊賀を代表する陶芸家・谷本景さん(三田窯)の品格が感じられる作品と展示室。
流れた灰釉の緑色は、筆舌に尽くしがたく美しいと感じます。 |
日本海側に目を転ずれば、石川県の色絵磁器 ・九谷焼、金沢の茶陶 ・大樋焼があり、もちろん近くには加賀や山代などの天然温泉もポカポカと湧いています。 お隣の福井県には六古窯のひとつで渋〜い越前焼。 兵庫県には土ものの丹波立杭焼と、現在は純白の磁器を焼く出石があります。 名物 ・出石皿蕎麦も一度は食べておきましょう。
瀬戸内側の岡山に備前焼があります。 味わい深い備前焼人気は根強いのです。 もちろん地元の魚介をネタにした寿司なども楽しめますよ。 そのまま瀬戸内海を渡ると、四国
・愛媛の砥部焼。 今回27番目の産地として、 「旅手帖」 に情報がアップされました。 やや肉厚の磁器の素地に勢いよく筆が伸びた染付は、日常使いにピッタリ!
つい買い物をし過ぎてしまいそう。
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(愛媛) |
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砥部焼の「梅山窯」 |
砥部の玄関口・松山市。 「松山城」と漱石ゆかりの「坊ちゃん電車」 |
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砥部焼への玄関口は松山市。 「道後温泉本館」(左)は重要文化財、趣が漂います。
(中)は「砥部焼伝統産業会館」の窯元紹介コーナー。 |
さて九州に入る前に、山口県の萩に寄りましょう。 「萩の七化け」 は、長く使い込むほどに実感できる萩焼の特徴です。
そして次は、やきもの大陸ともいえる九州へ。 高取焼、上野焼など茶陶で知られた産地がある一方、小鹿田焼など民陶の里も。 泣けるほど美しい里山や棚田など、懐かしい景色が広がっています。
唐津焼を見学したら、夕食は玄界灘の魚とざる豆腐に舌鼓。 呼子のイカ刺も美味。 忘れられない味になるでしょう。
そしていよいよ磁器の大産地 ・有田、伊万里へ。 上品な白い磁器肌と精緻な色絵にため息が・・・。 もちろん、長崎県の三川内焼も忘れてはいませんから。
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(佐賀) |
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左●360年の伝統を誇る有田の名窯・柿右衛門窯の「古陶磁参考館」。
右●ドアノブにも柿右衛門の華麗な赤絵が施された色絵磁器が使われていました。 |
こうしてパソコンを前にしながら、やきものを見て知り、温泉にはいって名所旧跡を訪れる。 これが 「全国旅手帖」 のご案内する学びの陶芸ツアーです。 |