| ＺＯＯＭ--ＵＰ ＜14＞ | |
| 美濃焼 （みの） | |
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全国の陶業地のなかでも、美濃は、きわめてユニークな存在です。 なにしろ織部・志野・黄瀬戸といった日本陶磁の純血種のようなやきものが、いずれもこの地で生誕。 やきもの愛好家にとっては、一度は訪れたい聖地のような場所でしょう。 その美濃が、このところアツくなっています。 「オリベプロジェクト」なる、岐阜県の文化基盤整備事業が始動。 新時代にふさわしいやきものの町として生まれ変わりつつあるのです。 そんなわけで今回は、美濃焼のメッカ・多治見市に出現した「オリベストリート」に、ズーム・アップします。 さて、オリベストリートは、実は2カ所あります。 古くから陶磁器問屋街だった本町筋と、窯元が集まる市之倉地区が再整備されたもので、本町筋がさしずめ応接間とすれば、市之倉は奥座敷といった趣き・・・・。 なかでも本号で注目するのは、市之倉オリベストリートです。 なぜならここは、もともと豊かな自然を背景としたディープなものづくりの町。 やはり、名窯「幸兵衛窯」を頂点とした有名窯元の威厳ある佇まいは感動モノです。 また盃の町・市之倉を象徴する新スポット「市之倉さかづき美術館」では買物や食事も可能です。 美濃の魅力をギュッとつめ込んだオリベストリート。 ここから陶都散策をスタ ートしてはいかが？ |
 名窯の並ぶ市之倉には、陶都の風情が あふれています。  歩くだけで楽しい市之倉オリベストリート。 写真協力：多治見市農林商工課 |