インターネット版 No.54 | 全3ページ 1 | 2| 3 |
1 | ・第9回 「九炉土干支コンテスト」特集 ・・・ 大賞&入賞 佳作・入選作品決定! (1) |
2 | ・第9回 「九炉土干支コンテスト」特集 ・・・ 大賞&入賞 佳作・入選作品決定! (2) |
3 | ・使ってみたい!!釉薬 44 ・・・ ルリ釉+藁灰マット釉 |
●気になる票の行方
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今回、早くも第9回展を数え、来年度には10回記念展を迎えようとし、いよいよ老舗公募展の仲間入りを果たした「九炉土干支コンテスト」。 今年も全国各地から、陶芸腕自慢たちによる秀作が出品されました。 例年通り、一次審査を通過した作品だけが、展示会場(東京・新宿 朝日生命ギャラリー)に並べられ、一般の観覧者らによる人気投票が行われました。 その結果、有効投票はおよそ1300票。 それらの結果を考慮しながら最終審査が行われ、以下のような結果となりました。 |
残念ながら、他を圧するような該当作がありませんでした。 しかし、次回10回記念展に賞金が持ち越され、増額ですヨ! |
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形大賞 「酉香炉〈未来〉」 |
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彫刻大賞 「生まれる!」 |
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絵付大賞 「雄飛(花器)」 |
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●散逸した人気投票
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まず、審査結果と作品の特徴を概説すると、今年度は残念ながらグランプリと準グランプリは、ともに該当作がありませんでした。 したがって、今回展の最高賞は各部門大賞となります。 さらに部門大賞は、彫刻、形、絵付部門からは各々の受賞作が出たものの、文字部門の大賞は該当作なしでした。 この文字部門、次回展はチャンスです。 後に詳述しますが、ここまでの結果を見る限りにおいては、頭ひとつ抜け出たインパクトの強い応募作品がなかった、というしかありません。 残念! しかし、そこで主催者からの配慮があり、急遽、「審査員奨励賞」を設け、あと一歩の創意工夫があれば、グランプリの可能性がある4作品に対して、特別に授賞されることになりました。 なお、オリジナル賞以下の位置付けは、例年と同様です。 それにしても、なぜ、このような少し寂しい結果になってしまったのでしょうか?その点について、岡本立世総長(審査委員長)にお話を伺いました。 「もちろん全体的には、ある程度の技術レベルには達していましたが、展示会場でもうひとつ際立つような作品とか、あるいは、審査員が唸るような秀作がなかったのが、今年の出品作の特徴でした。 確かに、無難には作られているようだけれどやや魅力不足では・・・・と、大方の一般投票者が見ている、ということの現れではないでしょうか」 それが結局、人気投票を散逸させてしまい、5〜6点の優れた作品に票が分散したのが、グランプリなど大きな賞へと結びつかなかった理由だと、岡本総長は分析して下さいました。 |
「灯りとり」(形部門) | ||||||||
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「う゛っ(鳥型蓋付瓶)」 (形部門) | ||||||||
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「水指・『寿』」 (彫刻部門) | ||||||||
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「つばさ @A」 (彫刻部門) | ||||||||
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★ 敢闘賞・佳作・入選は2ページに続きます ★ |