インターネット版 No.52 全3ページ 1 | 2| 3

1 ・<特集> 日々是陶日 ・・・ 陶芸とともに生きる我が人生 (1)
2 ・<特集> 日々是陶日 ・・・ 陶芸とともに生きる我が人生 (2)
3 ・目にも旨い!男の簡単Cooking 37 ・・・ キエフ風チキンカツ


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陶芸との出会いも人によって様々なら、その接し方や取り組みもまた色々です。
現在、通信講座で学ぶ皆さんにとって、陶芸とは一体、何なのか? を聞いてみました。






「大体毎日、夜作って朝起きてから仕上げ。陶芸は一番私に合っていると思うね」
遠藤 良次 さん (11年、焼成・装飾3・4)
Ryoji Endo
神奈川県大和市
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「生き甲斐です。
 私から陶芸をとったら、なにもなくなってしまう」

「月2回、老人サークルで陶芸をしていますが、基礎からきちんと学ばなければと思って、通信講座を履修中です。 陶芸は作っている時は何も考えず、奥深くて切りがなく、どこまでも追求できるのがいい。 それにストレスで眠れない時にも、すぐ起きて作る。 つまり陶芸はリラックスできて、ストレス解消になっているのでしょう。 私の場合、陶芸のほかに何もないから、私から陶芸をとったら、本当に生き甲斐がなくなってしまうよ」

装飾・テクニック講座 第4篇課題作品

日高 頌子 さん  (4年、基礎・ロクロ・焼成・装飾1・2・3・4)
Syoko Hidaka
福岡県福岡市
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「土に触れていると、
 ほっと癒されて、安心できるんですよ」

「有田などの産地が近くて、前から興味はありましたが、弟子入りでもしなければ、陶芸は自分ではできないと思っていました。 いざはじめてみて、こうして土に触れていると自然回帰というか、癒されて安心するんですね。 何か土は、人間に近い不思議な感じがしますよね。 ほっと癒されながら、土との交感をとても楽しんでいます」

装飾・テクニック講座
第4篇課題作品

通信講座は「人前でするのが苦手ですし、家事の合間に自分のペースでできていいです」。






      装飾・テクニック講座 第3篇課題作品
渡辺 茂 さん (2年、基礎・焼成・装飾3)
Shigeru Watanabe
東京都立川市
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「生活のリズムになっていて、
 欠くべからざるものですね」

「最初は自分にもできるのか、少し不安もあったけど、すーっと入っていけましたね。 テキストがしっかりしてるからでしょう。 蕎麦打ちもやっていて、自作の器で手打ち蕎麦を食べています。 もう最高ですよ。 私にとって陶芸は日常のひとつとして、いつも目の前にあるもので、欠くべからざるものです。 毎日が幸せで、楽しくて楽しくて仕方ないです」

織部の湯呑みと急須は、娘さんの結婚祝いに制作。 「とても喜んでいました」。




    装飾・テクニック講座 第2篇課題作品
掻落一輪挿しの松とバラ文。「バラがよかったかなと自画自賛(笑)」。
石井 孝典 さん (3年、基礎・焼成・装飾1・2・3)
Takanori Ishii
千葉県安房郡
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「上手くいかず頭に来るが、そこがまた楽しい(笑)。
 死ぬまでやりたいと思うね」

「3年ほど前に仕事はリタイアしましたが、人間は、いつも何かをやっていなくちゃダメになると思っています。 陶芸をはじめてみて、今では自分の生き甲斐を見つけたような気さえしています。 基礎をしっかりと身につけて、できれば通信講座をすべて履修して、奥深くやっていきたい。 陶芸と家庭菜園をする日々を、元気に暮らしていますよ」

 
中は墨流文皿。右は鶉文皿




南部 煕 さん (3年、基礎・焼成・装飾1・2)
Hiroshi Nanbu
神奈川県相模原市
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「陶芸が、私の生活そのものになっています」

「以前からデパートで陶芸展を見たり、旅先では陶器店を覗いたりしていて、退職したら自分でやってみようと心に決めていましたね。 今では、午前中に作陶、午後からはテキストを眺めて、明日の構想をじっくりと練り、夕方、健康のために散歩に出るのが毎日の生活リズムです。 私の1日の暮らしに、しっかりと陶芸が組み入れられています」

近い将来の目標は「釉で自然の色彩や、四季の風景を表現できるようになりたいね」
装飾・テクニック講座 第1篇課題作品

村山 繁治 さん (15年、基礎・焼成・装飾1・2・3・4)
Shigeharu Murayama
和歌山県那賀郡
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「ひとつのものに打ち込めるのがいい。
 私にとって、それは陶芸です」

「きっかけは、家内が役場の陶芸教室に行ったこと。 私も見よう見真似で独学で手捻りとかやっていました。 ところが家内は冷め、ハマったのは私の方でした。 こんなことなら、もっと早くから陶芸を知り、やればよかったと今は思っているくらい、作陶を楽しんでいますよ。 趣味として陶芸は一番だと思っていますし、毎日曜日には夢中で作っています」
「焼いたらずっと変わらず、使い込むうちに景色も出てくる。 陶芸っていいですね」
装飾・テクニック講座 第4篇課題作品

竹藤 綾子 さん (9年、基礎・ロクロ・焼成・装飾1・3・4)
Ayako Takefuji
長崎県諫早市
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「陶芸は私の身体の一部になり、
 人生を変え、生きる力をくれました」

「私にとっては、陶芸のすべてが好ましく、今まで色々と体験してきたなかからいっても、とくに素晴らしいと思っています。 もはや、私の身体の一部になってしまったような気がしていますし、生命の続く限りずっとやっていきたいと思っています」

 装飾・テクニック講座 第3篇課題作品
「まさか茶道具が自分で作れるなんて! 教えを受けて目から鱗。 感謝の日々です」。

《 陶芸とともに生きる我が人生・・・・・2Pへ続く 》




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