こちらでは「たち吉賞」発表!
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第一回「たち吉陶芸倶楽部」作陶展より | ||||||||
九炉土千駄ヶ谷校で開講中の「たち吉陶芸倶楽部」で学んだ皆さんも、晴れやかに作品発表です。 | ||||||||
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◎「たち吉の器に学ぶ」講座
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一昨年の秋から、千駄ヶ谷校に「たち吉陶芸倶楽部」東京特別講座が設けられ、以来、充実した器作りが続けられています。 この「たち吉陶芸倶楽部」は、京都の老舗陶器商として知られるたち吉のブランド・イメージと、九炉土の永年培ってきた陶芸指導の実績・水準とが合致して実現した講座です。 そのため、同講座のカリキュラムはといえば、「たち吉の器に学ぶ」というテーマに沿って、特別に組まれたものです。 それは受講生全員が、品格ある器を制作できるようにプログラムされています。 もちろん、九炉土のベテラン講師による的確な技術指導や、アドバイスが受けられるのは他のクラスと同様です。 またこの講座は、キャリアに応じて募集・クラス編成がされたものではありません。 そのため同じ教室内に、作陶体験のある方と、まったくの初心者の皆さんとが混在して在籍しながら、互いに一体となって授業を受け、器作りを学びました。 しかしその結果、作陶技術に多少の差があるにもかかわらず、完成作を見ただけでは、それがわからないほど全体のレベルが安定していて、驚くほどでした。 つまりそのことは、教室総体の技術修得度がかなり高く、カリキュラムをしっかりと消化している証だとも思えるのです。 |
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◎おめでとうございます!!
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そして先頃、同講座で一年間学んだ皆さんが、ひとり2点ずつ自らの作った代表作を選び、「たち吉銀座店」で展示発表しました。 それらの力作のなかから、栄えある「たち吉賞」に選ばれたのが、林順子さんの「耳付花入」と「朝鮮唐津片口鉢」です。 花入の首の長さや太さ、耳の付け方や口の広がりなど、トータルな均整がとれていて、しかもそれらを実現する技術レベルも高い、と評価されての受賞です。 「岡本立世賞」を受けた山田和子さんの「伊賀あきしの角大皿」は、ヘラによる削ぎが嫌味なく、しかもその削ぎとビードロ釉が相まって、ぐっと効果を盛り上げたなかなかの秀作。 また「努力賞」となった木村敏子さんの「鳴海織部瓜形向付」は、ベンガラの線の強さが作品全体を引き締めていて、請盛房子さん作の「刷毛目盛鉢」は、躊躇せずに描いた刷毛目の勢いのよさが魅力的です。 萩焼の「向付」で受賞した田中章子さんの作は、割山椒の一番のポイントとなる切れ込みと広がり、口の柔らかな表情のつけ方が巧く、評価されました。 やはり、器としての実用性やまとめ方などが、入念にチェックされたようです。 これからも、大いに器作りを楽しんで下さい! ■ |
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(22) コーヒーカップ&ドリッパー | |
人がいれてくれたコーヒーが「美味しいっ」と思ったこと、ありませんか? もちろん喫茶店ではなく、そんな場面にある時遭遇しました。驚いて、美味しさの秘密をたずねると・・・。 |
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それは初めて訪ねた知人の家でのこと。 コーヒーの美味しさに感激し、キッチンでいれ方を教えてもらうことになりました。 豆は市販品のミル挽き、方法はペーパー・ドリップ式。 でも、やっぱり少し違っていたのです。 まず道具。 やかんは使い込んだ銅製で、注ぎ口の長い専用のもの。 そして、ドリッパーとサーバー(ポット)は、対になった焼締め陶器だったのです。 ゆっくり丁寧にいれるうち、よい香りが立ちのぼってきました。 日頃はコーヒー・メーカーの手軽さを信奉していても、いつかはこんな風に、と思うのです。 それは一手間かかる道具を使いこなす人の心のゆとりが、とてもステキに見えたから。 写真の作品からも、そんな豊かさが伝わってきます。 しかもドリッパーには画期的なアイディアが! |
作品:簑輪悦子 コーヒーカップ 高9.0 径9.5cm 山上和子 ドリッパー&フィルターケース 高9.7 径11.0×9.5cm(ドリッパー) |
ツバ部分に透かしがあって下の様子が見えるのです。 これならカップに直接乗せてドリップしても、コーヒーがあふれることはありません。 さぁ、この器たち。 どんな人のもとに幸せを運ぶのでしょう。 |
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