「羊のえとびな」
(彫刻)
坂本明三郎さん 愛媛県 |
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講評●愛らしい羊を、手間暇惜しまず作っています。 人気投票で高得票だった理由でしょう。 ただ残念ながら、羊をほかの干支に置き換えても作品化できる点で、上の賞が取れませんでした。
次作に期待したいと思います。 |
「南風からの共祈り
(なんぷうからのとぅむいぬり)」
(彫刻)
山ア真季さん 沖縄県 |
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講評●羊と沖縄のシーサーを結びつけた地元愛があります。 羊の表情とシーサーが一体感をもっていて、まとまりのよさが感じられます。 オリジナルな着想があり、しかし、それだけに終わらない技術力もうかがえる作です。 |
「羊の夫婦」
(彫刻)
兵後規子さん 三重県 |
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講評●土板を曲げて胴部を作りました。 また、毛を表現するための、削り込んだタッチに勢いがあり好感が持てます。 はっきりと夫婦(雌雄)の違いを作り分けられれば、上の賞が狙えました。 |
「瞑想」
(形)
田中光雄さん 千葉県 |
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講評●蓋付の壺自体の形と、羊のイメージを重ね合わせて作品にしました。 羊の外観をレリーフにしたアイディアや、焼締め風な色と羊の白い体色のコントラントも効果的です。 |
「片口 広原の羊」
(形)
保田土夫さん 大阪府 |
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講評●形部門のなかでは、人気投票で最高得票でした。 シンプルで堂々とした器に、足を削り出し、角を配し、羊の雰囲気を巧みに表現しました。 陶ならではの質感もよく活かしています。 |