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■来年度の九炉土展 テーマは「おもてなしの器」 

 「第22回陶房九炉土会員作陶展」は、大盛況のうちに5日間の会期を終え、11月3日午後4時に閉場となりました。
 会場の扉が閉められた後、ひき続いて、同会場で閉会式が執り行われました。 会期中は、今年も多くの観覧者が訪れ、少なからぬ人々を感動させ、また楽しませることができました。 それらを踏まえて、岡本立世総長からは、出品者はじめ、幹事役を果たした方々へねぎらいの言葉がかけられました。 すると、会期を終えた達成感と一抹の寂しさが同時に、皆さんの表情に表れたように見えました。 その後、有志の皆さんが集まり、別会場で恒例の「打ち上げパーティー」が開かれました。 ここでは来年度の九炉土展のテーマが、多数決によって決められることになっています。
 さて気になるテーマは、決選投票の末「おもてなしの器」に決定! 決まると同時に、悲喜こもごものため息が洩れました。
 「このテーマは、幅広くいろんなものが作れる可能性があります。 来年に向けて、テーマに縛られることなく、自由闊達に、九炉土流のオリジナリティーあふれる作品作りを進めて下さい。 また、見る人をもてなす気持ちでも作って下さい」と、岡本総長からエールが送られました。
 来年もまた、九炉土展会場でお会いしましょう!

閉会式の後、有志が集って開かれたエンディング・パーティー。 席上、来年度のテーマが決められました。

熱気冷めやらぬ九炉土展会場での閉会式。 





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■陶芸指導プロ養成塾の 卒業生に卒業証書授与 

 おめでとうございます!
 陶芸指導プロ養成塾に3年間在籍し、全カリキュラムを修得した11人が、この度、晴れやかに卒業を迎えました。
 同養成塾は、日本ではじめて陶芸の指導者を養成するための、高度の専門教育が受けられる機関として、18年前に開設されました。 授業内容は理論から実技まで実に幅広く多彩で、指導者になるため不可欠な知識や技術が、万遍なく学べます。 それだけに卒業までたどりつくには、かなりの刻苦勉励も必要です。
  努力の甲斐あって、今回の卒業生の進路は、すでに陶芸教室での指導者や教室経営、創作活動などに決まっています。
 ご活躍、期待しています!!

陶芸指導プロ養成塾の3年間で学んだ成果が、これらの卒業制作です。


岡本立世総長(左)から、一人ひとりに卒業証書が授与されました。






「はじめての茶の湯」
監修・指導 入江宗敬
 
 
 陶芸から派生して、「お茶がやってみたい」「茶の湯がどんなものか知りたい」という人におススメなのが本書です。
 なぜなら「茶の湯には工芸、花、和服、料理など、あらゆる伝統文化が息づいている」という考えのもと、単なる習い事のハウツーにとどまらず、茶の湯の世界を俯瞰しているからです。
 目次を見ても、127ページのうち稽古の実技にさいているのは34ページほど。 ほかに茶会のルポがあったり、季節ごとに道具が紹介されていたりして、知識がなくても楽しめます。
コンパクトな外見ながら、中身の詰まった一冊です。

(問)小学館
TEL 03-3230-5739
http://www.shogakukan.co.jp
   



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