インターネット版 No.29 | 全3ページ 1 | 2| 3 |
1 | ・人間国宝・三浦小平二の“青の時代” |
2 | ・茶とやきもの 31 ・・・ 遠州流・安藤宗良先生にインタヴュー 「文化を育む師と高弟の連環」 ・PREVIEW ・・・ 『九炉土展』の開場は 10月30日(水) |
3 | ・器で愉しむお茶時間 21 ・・・ 急須と汲み出し ・BOOK ・・・ 「食器の買い方と選び方」 |
「茜大皿−長江−」 高4.5 径46.5p |
◎ピカソと青磁の「青」 | ||||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
◎至高の青磁への道のり | ||||||||||
|
||||||||||
|
「三浦小平二展 −知られざる世界−」 |
軸装「アフガンにて」縦34.2 横28.4p |
|
|
会 期■9月4日(水)〜12月15日(日) 会 場■大心苑の小さな美術館 住 所■茨城県高萩市高萩624 TEL.0293-22-2151 入場料■500円(お茶券付き) |
|
|
|
青磁の技法としてははじめて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された三浦小平二氏の展覧会が、上記の予定で開催されています。 特に本展では、優れた青磁作家として名を馳せる三浦氏を、その側面からフォローしてみようとする展示構成になっていて、出色です。 たとえば、青磁が現在のように大成される以前の焼締めや、色絵、染付、釉裏紅などの作品が出品され、青磁との関連から注目されます。 また、蒸気機関車が絵付された鉄絵の食器類などの珍品も、多く目につきます。 さらに、青磁作品の意匠の原型や、絵付の題材にもなった絵やスケッチの数々には、作者の人柄を知るうえでも興を引かれます。 シルクロードを旅しながら描かれた砂漠の民の子供や動物たち・・・。 その眼差しの先にある三浦氏の人間的な豊かさに触れる思いがする、必見の展覧会です。 |