全国旅手帖愚陀佛庵/砥部焼

愚陀佛庵 [ぐだぶつあん]

明治28年(1895)に松山中学校英語教師として松山に赴任した夏目漱石が下宿した庵。漱石自らが自身の俳号「愚陀佛」をとって愚陀佛庵と名付けました。その後、親友・正岡子規が松山で療養することとなり漱石がこの庵で暮らすことを勧めたといいます。子規は1階、漱石は2階で夏の52日間、生活を共にしました。
現在の「愚陀佛庵」は昭和57年(1982)に復元したものです。
「萬翠荘」の裏手から伸びる階段を登りきった深い木々の中に「愚陀佛庵」があります。
4月から11月の土・日・祝日に茶席が設けられています。
■受付時間:午前10時〜午後4時
■料金:お一人様300円
この付近は弥生時代、古墳時代の遺跡で中世には寺院があったといわれています。松山城築城当時は天神様を祀った社がありましたが、後に社は本丸へ移され、跡には茶室が建てられました。
松山藩の風流人たちがこの場所を訪れ楽しんだといいます。
DATA
住所 愛媛県松山市一番町3-3-7
TEL 089-921-3711
OPEN 9:00〜18:00
休業日 月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始
料金 無料
アクセス JR松山駅から「道後温泉」行き市内電車で10分、「大街道」下車徒歩5分。
URL http://www.bansuisou.org/

※掲載情報は変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください


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