JR三河内駅から徒歩7分、国道35号線沿いにある三川内焼専門美術館です。 佐世保市所有の約800点の三川内焼古美術品の中から常時150点前後を展示、随時展示替えも行われます。隣接の展示室では三川内焼の伝統を継承する窯元の作品を窯ごとに紹介しています。 |
■三川内焼古美術品展示室 | |
「平戸藩御用窯出土品」 御用窯細工所の棟梁を代々勤めた今村家の屋敷跡を発掘したところ、初期御用窯の作品が出土。 これによって当時、有田の影響を強く受けていたことなど、これまで不明とされていた17世紀後半の御用窯製品の実態が明らかになりました。 |
■所蔵品 | |
「銹釉瑠璃獅子香炉」(江戸中期) |
「白磁太鼓形鶏紐付香炉」(江戸中期〜後期) |
純白の白さを誇る「三川内焼」の白磁は熊本産の天草陶石と佐世保・針尾島の網代(あじろ)陶石を用いて焼成に成功したのが始まりです。 きめ細かい磁肌とその純白の素地に映える鮮やかな藍色の呉須による絵付けの繊細さ、そして透し彫りや捻り物など精巧・緻密な細工が三川内焼の特徴です。 |
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「染付陽刻鹿紅葉文水差」(明治) |
■現代の三川内焼展示室 |
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約40軒あまりの現代の窯元や陶芸家を作品とともに紹介。 |
「三川内焼400人唐子絵大皿」 | |
三川内焼開窯400年を記念して作られた直径1m2cm、重量約50kgもある大皿。ろくろによる素地の製作に2か月、仮絵付けに1か月、呉須による絵付けに2か月そしてガス窯焼成に30時間を費やした大プロジェクトです。 | |
住所 | 長崎県佐世保市三川内本町343(三川内焼伝統産業会館内) |
TEL | 0956-30-8080 |
OPEN | 9:00〜17:00 |
休業日 | 年末年始 |
料金 | 無料 |
アクセス | ・JR佐世保線「三河内駅」下車、徒歩6分 ・西九州自動車動「佐世保・三川内IC」より5分 |
※掲載情報は変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください