インターネット版 No.36  全2ページ 1 | 2

1 ・「パーフェクトな通信講座でした」 斎藤恵理子さんに聞く
2 ・ZOOM--UP (9) ・・・ 笠間焼
・BOOK ・・・ 「刻々の炎」
・茶とやきもの 34 ・・・ 遠州流・安藤宗良先生にインタヴュー 「高台から知る茶碗の出生地」
・目にも旨い!男の簡単Cooking (32) ・・・ 揚げナスの和風まりね

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「パーフェクトな通信講座でした!」
基礎、焼成講座も修了した斎藤さん。現在は装飾・テクニック講座を受講中。
「電動ロクロ成形講座・初級」修了者の斎藤恵理子さん(仙台市)に聞く

作陶歴が20年以上もありながら、初心に返り基礎、焼成、そしてロクロ成形を通信講座で学び直し、斎藤さんは自信がつきました。


◎全工程を自分自身で
 斎藤恵理子さんが陶芸をはじめて、すでに20年以上が経ちました。 その間、3人の陶芸家について学びましたが、いま冷静に振り返ってみると、結局、細かな技術的なポイントがよく分からず、おざなりにしてきたように感じられる、といいます。
 尋ねても、疑問に対する答えはなかなか得られず、どこか曖昧なままでした。 それならば自らで、もう一度改めて基礎からすべてを修得し直してみよう、と思ったのも至極当然です。
 「これはもう、自分の体でマスターしなければどうにもならないことだなぁ、と思うようになりました。 それで機会があれば、釉掛けや焼成も含めて、すべての工程を、私自身の手でやってみようと思っていたんです」
店内の陶器売り場の一角に設えられた斎藤さんの作品常設コーナー。



◎ズバリ書かれる要点
 そして2年半ほど前、斎藤さんは「陶芸通信講座ネットワーク」を知り、早速、基礎講座から受講することに決めました。
 「最初はそんなに期待してなかったんです。 でも、送られてきたテキストを読んでビックリ。 えっ!ここまで丁寧に教えてくれるって、感心しました」
 今さら人に聞けないようなことも、実に親切に、しかも的確に解説してあり、どんどん理解が深まっていくのが自覚できました。 また、それまでは少し不安を持ちながら作業していたり、なかには、自己流になりかかっていた技術もあったそうです。
  「ところがテキストには、ズバリと要点が書かれていて、『ああ、やっぱりこれでよかったんだ!』と納得したり、時には悪い癖を矯正されたりしました」
 そしてそれらの成果が実り、一昨年からは、仙台市内の老舗で作品を常設販売するほどです。
「私のこれまでの20年間はなんだったの? と思えるほど充実していて、パーフェクトな通信講座ですね」と、斎藤さんは今、自信に満ちています。

仙台市内きっての老舗・荒岩本店は創業130年。


ティータイムの器の数々。 時々こうして、テーマを決めて作品展を開催しています。


  
収納なども考慮して作られる斎藤さんの器は、評判も上々。



 分かりやすいテキストでぐんと上達
 「電動ロクロ成形講座・初級」課題作より
  ロクロ成形講座でもメキメキと腕を上げた斎藤さん。 この講座の特徴は何なのでしょうか?

ほどよい厚味で、均一に挽かれた巧みなロクロ技。




見事なバランスの輪花鉢。 2点とも斎藤さんのロクロ講座課題作。 これで同講座の修了認定がされました。
 「この通信講座は、とにかく分かりやすいのが特徴ですね」と、斎藤さんはいいます。
 たとえば、電動ロクロ成形講座のテキストでは、スピード感あるロクロの動きに対応するため、本編では手の位置と力の入れ方に絞って解説されています。 そして別項目では、ポイントと失敗例を示し、Rテクニックとして理論的に詳しく説明があります。 こうした工夫が随所にあるため、誰にでも分かりやすくなっているのです。
 この次は、「装飾・テクニック講座−伝統のやきもの」や、「ロクロ講座・上級篇」も絶対に受講しようと、斎藤さんは考えています。



■装飾・テクニックを修得し、 表現を多様に! 

 ・・・以前より技術も格段に向上し、作品作りもかなり数をこなして、周囲の評価も高くなってきたと思う。 なのに、なんとなくマンネリを感じて・・・。 時々、こんな声を聞くことがあります。 でも、スキルアップし続けているのですから、スランプではありませんので、安心して下さい。 基礎が正しく修得されていれば、そのうえにさらに幾つかの装飾法を知ることによって、きっと作品は、見違えるほど多様なものに変化します。
 そのために用意されたのが、「装飾・テクニック講座」です。 第1篇では、くし目、イッチン、スライス、透し彫など、2篇では化粧泥による刷毛目、象嵌や練込み技法。 そして3篇では、憧れの伝統のやきもの技法、また一昨年末から始まったばかりの4篇では、色化粧泥、下・上絵付、金・銀彩などが学べます。
 これらをマスターすれば、作品は驚くほど深化します。 新たな可能性に挑戦しましょう!

1昨年末から4篇が新たにスタート。
詳細は事務局まで−−。



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