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−−前号のお話で、お茶には高麗茶碗がよく合う、とお聞きしました。 では実際に、私たちにもお茶がおいしく飲める茶碗となると、どういうものがあるのでしょうか? 安藤●ひと言でいえば、やはり味のあるものがいいと思います。 味のあるものとは、磁器とは違ってある程度の厚さがあって、つまり柔らかみや温かみがある茶碗のことです。 どちらかというと高麗系の茶碗に見られる、柔らかな雰囲気を持つものです。 土の持つ温かみが、釉薬を通しても伝わってくるような。 −−そういう茶碗を拝見する場合、鑑賞のポイントとなるのは、やはり高台なのでしょうか? 安藤●高台や高台廻りは重要なポイントですが、土をよく知っている専門家ならば、それがどこの産地のものか判別できます。 しかしそうでなければ、形式的に高台をひっくり返して見ても、あまり意味はないかも知れませんよ。 それよりもまず、最初に見るのは全体のバランスでしょう。 それぞれの茶碗によって特徴がありますから、とにかく姿全体を大づかみに見て、どういう種類の茶碗かを観察することが大切ですね。 −−はい・・・。 確かに、意味もなくいきなり高台をひっくり返してみたり、やたら細部にばかり気がいってしまい、つい、肝心な全体の印象が希薄になってしまっていることがあります・・・。 安藤●いつも茶碗全体を捉えて見る習慣を身につけると、今度はロクロ目が立っているなどの様子が、自然に見えてくるようになりますよ。 そして次に、色や土味がどうなっているかと観察を進めます。 たとえば高麗茶碗だとしたら、やはり共通した特徴が認められますから、そういった姿形を鑑賞し、そして、釉の掛かり方、また見込みや茶溜まり、目跡などを見ていくようにします。 それから、土味を拝見するのがいいでしょう。 |
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(構成・編集部) |
目にも旨い!男の簡単 | Cooking (31) | |
小松菜のゴマ和え | ||
「母の味」という感じのゴマ和えも、市販のすりゴマを使えば楽勝です。 季節の青菜ならほぼOKだし、なにしろ器に映えること!栄養のバランスだって文句なしです。 |
作品:石田三千代 径20.0cm |
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