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  とっておき
★ WALKING POINTS ★   <7> 
壺屋 (つぼや)
(沖縄県那覇市) 

東ヌ窯は、壺屋開村当時の拝領窯といわれています。
やちむん通りで出会う
沖縄の手仕事

 沖縄では、やきものを「やちむん」といいます。 約320年前、琉球王府の命令によって沖縄各地に点在していた窯元が集められ、やちむんの村が誕生しました。 それが、壺屋です。
 現在の壺屋はどうなっているでしょう。 那覇の観光名所・国際通りから歩いて5分、と聞くと、「本当にそんな所に窯場があるの?」と思ってしまいます。 確かに都市化が進み煙害を理由に登窯が使えなくなると、読谷(よみたん)など、他の地に工房を移す窯も増えたと聞きます。
 よぎる不安を押さえ、壺屋のメインストリート・やちむん通りに足を向けると・・・。 沖縄のやきものの原点はビルや民家に囲まれながらも、ちゃんと健在でした! とにかく、やちむん通りをブラブラ歩いて沖縄の風を感じてみましょう。 この通りと、うねうね続く裏の路地に壺屋のすべてがあるのですから。
 やちむん専門店、工芸・民芸店、ギャラリー、シーサーの店・・・そして、工房。 それぞれに個性があって、見とれているとアッという間にタイムオーバー。 だから散策はほどほどに、いくつかの見学ポイントを押さえておきます。
  まずは通りの西端にある「壺屋焼物博物館」へ。壺屋の町と壺屋焼の概観がつかめます。 その隣に建つ「壺屋陶芸センター」は六窯元の共同直売店。 品数が豊富なので、現在の作品動向や価格帯もチェックしておきます。 同様の大店舗は通りの東端
沖縄特有の徳利・カラカラ(右)とぐい呑。
写真協力:沖縄観光コンベンション
にも。 陶器事業協同組合運営の「壺屋陶器会館」です。 そして見逃せないのが、壺屋のシンボル・東ヌ窯(あがりぬかま)と南ヌ窯(ふぇーぬかま)です。 壺屋焼には、大別すると無釉焼締めの荒焼(あらやち)と、釉を掛ける上焼(じょーやち)があります。 東ヌ窯は上焼を、南ヌ窯は荒焼をそれぞれ焼いてきた歴史的な登窯です。
 さてこの後は、やちむん通りに並ぶショップや路地の工房見学を心おきなくどうぞ。 それに、やちむんだけでなく、漆器、ガラス、紅型(びんがた)、芭蕉布・・・。 どうやら壺屋では、沖縄の手仕事の虜になりそうです。





目にも旨い!男の簡単 Cooking (29)
手羽先の黒胡椒スパイシー揚げ
涼しげな四方皿に盛られた揚げたての唐揚げは、見るからに食欲増進!さらにツブツブの黒胡椒と、意外にも甘みのあるタレの相性に、ビールがグイとすすむ一品です。   


作品:岡野元子 径26.5×26.5cm
◆材料(4人分)
鶏の手羽肉:10本、
タレ (しょうゆ:大さじ3、 みりん:大さじ2、 酒:大さじ1、
砂糖:大さじ1/2、 味噌:小さじ1、 しょうがの絞り汁:小さじ1)
粗挽き黒胡椒:適宜、 小麦粉・揚げ油:適宜、 クレソン:2〜3本
     
◆作り方
@ 鶏肉とタレをボウルに入れ、手でよくもんで混ぜ、20分ほど漬け込む。
A 黒胡椒は肉の汁気を拭いてから、多いかなと思うくらいの量をふるのがコツ。
B さらに小麦粉を両面にふり、両手で軽く叩いて余分な粉を落としておく。
C 170〜180℃の油でBを揚げる。 皿に体裁よく盛りクレソンを散らす。
   



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