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「方ノ台器」200,000円
高50.0 径35.0p 2001年 |
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「銀彩丸皿」25,000円
高3.5 径30.0p 2001年 |
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「銀彩角皿」7,000円
高2.7 径17.5p 2001年 |
「ペルシャ手角皿」6,000円
高5.0 径15.0p 2002年 |
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Profile |
1959年 |
京都に生まれる |
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京都産業大学を卒業後、京都市工業試験場、京都府立陶工職業訓練校などで学ぶ |
86年 |
朝日陶芸展に出品 |
89年 |
「セラミック アネックス シガラキ '89」(滋賀県立近代美術館、信楽伝統産業会館)に出品 |
91年 |
独立・築窯。同年、「錫・皮・陶 三人展」(伊丹市立工芸センター) |
92年 |
「The Wall」展(三越・京都祇園ギャラリー、淡路町画廊・益子陶芸村)に出品 |
94年 |
「ビヨント・ベセル 器の概念を越えて」(ニュージーランド マクドガル・ミュージアム)に出品 |
96年 |
土の周辺展」(フランス ヴァンドーム)などに出品 |
2000年 |
「国際陶芸交流展」(中国 中国美術館)、「光の茶会」(京都 京都芸術センター)出品 |
●主な作品のテーマ |
日本的なものそのものより、その向こう側にあるもの。おそらく世界各地にそのルーツがあると思われる、それを探すことです。 |
●主な制作技法 |
手捻り、ロクロ、銀彩、ガラス粉を入れた釉など |
●胎土の種類 |
自宅(大津市)で採れた土をベースに、信楽土をミックス |
●主に使用する窯の種類 |
電気窯、ガス窯 |
●師 |
父・山田 光 |
Message |
器と立体の境界にあるものを求めていきたいと思っています。また、陶器に限らず、いろいろなものと対話をしながら、やがて作品に反映できればと考えています。 |
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「器のような造形」、あるいは「造形的な器」に見る器の将来
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生活様式の変化、多様化する食文化などが背景にあって、とくに陶芸界やその周縁では、「新しい器の形」がいわれて久しいのですが、実際にはこれまで、なかなか次のコンテキストを示すことができないままでした。 しかしここのところ、京都を中心とした関西在住の若手陶芸家らの間で、「気持ちのよい器」やら「カッコいい器」、あるいは「自分自身の生活にあった器」などが次々と具体的に提案され、器の周囲に新鮮な動きがうかがえるようになりました。
そういう昨今の動きに同調するというわけではまったくなく、とりわけ以前から山田氏は、これまでの器の形に疑問を持ち、既存の範囲をなんとか超えたいと意識し、いわば「造形的な器」、または「器のような造形」作品を発表していて定評があります。
陶のみならず、いろいろな素材を用いて作られてきた「器」は、歴史的にみれば、途方もない数と種類、形や装飾がこれまでにあったはずですが、同時に使い勝手や合理性ばかりを求めたために、類型的なものが多くなりました。 では祭器のように、日常を離れさえすれば、独創的な器の概念が見つかるかといえば、そうでもないように思えます。
銀彩を施した陶のマチエールが印象に深く残るプレート、まるで中東諸国に見られるレンガを積み重ねたような塊状の器など、山田晶氏の作る「器のような造形」、あるいは「造形的な器」を見ていると、ほどよい加減の存在感や確かな新しさがあって、今を生きる私たちに共通する心地よさが感じられて仕方ありません。 |
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■作品扱いギャラリー |
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福山市住吉町1-40 住吉スクエア |
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Rの目 |
氏がテーマとしているもの、目標としているものが見え隠れするような作品を見つめていると伝統や歴史を超えることの難しさがひしひしと伝わる思いがする。しかしいつかそれが何かが見えた時またその作品と出会えることを楽しみと待ちたい。 |
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