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「青磁梅花文壺」200,000円
高33.0 径31.0p
2001年
(新宿・三越 個展DMより) |
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「青磁梅花文鉢」10,000円
高10.0 径22.2p |
「染付トラノオ文ビールカップ」2,500円(1客)
高10.2 径8.1p |
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Profile |
1950年 |
東京に生まれる |
75年 |
明治大学法学部卒業 |
76年 |
この年より茨城県笠間市にて修行を重ねる |
83年 |
現在地に築窯・独立 |
93年 |
「めん鉢大賞展」入選 |
95年 |
伝統工芸新作展入選 |
96年 |
伝統工芸新作展入選 |
2000年 |
日本伝統工芸展に入選 |
01年 |
日本伝統工芸展に入選 |
●主な作品のテーマ |
日本らしい、いかにも日本でしかできない感性を現したい。 |
●主な制作技法 |
赤土と信楽土の表面に粉引の土を掛け、鉄と銅で絵を描き還元焼成する。 |
●胎土の種類 |
岐阜県多治見産の赤土と信楽土のブレンド |
●主に使用する窯の種類 |
ガス窯 |
●師 |
増渕浩二 |
●所属団体 |
日本工芸会 |
●工房見学 |
可(JR見延線見延駅下車) |
Message |
泥臭く、手の跡がどこかに感じられ、心が癒されるもの。そういうものを形やサイズ、モチーフに関わらず創り続けていきたい。 |
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南アルプス山麓に住み、感じて作る里山陶芸
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JR見延線に並行して流れる、清らかで冷たい富士川に沿った道を離れ、白根・塩見・赤石という南アルプスの雄峰をすぐそこに仰ぐ、したたるほど豊かな自然に恵まれた山懐に、米山久志氏の工房・岳龍窯があります。
まだ若い頃、誰しもがそうであるように、自分探しをしている最中のこと。 たまたま巨匠・荒川豊蔵(1894−1985 志野・瀬戸黒の人間国宝)の人となりを知って、やきものの道に進む決心をしたといいます。
以来、陶芸家として一貫して求め続けてきたのは、日本でなければできない、この土地でなければ焼けない、もっといえば、米山氏自身でなければ作れない「固有のもの」です。
千差万別な人間の個性と同じようにしてある、その土地々々の気候風土が育んだ、水や風、土や花や木々。 それらをそこに住む者=作者のまっすぐな感受性で受けとめ、正直に器に映し込もうとするのが、米山氏の作るやきものといえます。
野に咲く梅やトラノオの花、勢いよく伸びた草の葉や川に遊ぶ小魚たちへの感動が、普段使いの器にひっそり静かに納まっています…。 今、この土地に生き、この人でなければ生まれないと思える器の数々。
それが米山久志氏の作るやきものの魅力です。 |
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■作品扱いギャラリー |
◎暮らしのうつわ花田/TEL.03-3262-0669 |
東京都千代田区九段南2-2-5 |
◎うつわや布衣(ふい)/TEL.055-233-7388 |
甲府市国母2-14-12 |
◎陶遊/TEL.0545-53-5959 |
富士市石坂268-16 |
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Rの目 |
大胆な構図に配された可憐な梅花は作品全体のバランスをリードし、厚めに施された青磁釉を通し優しく表現されている様はまさに氏の求める癒しを充分に感じさせるものとなっている。 |
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