(18) 湯呑みと銘々皿 | |
著名人にも意外と愛好家の多い「湯呑み」。人気の秘密は、様々に個性豊かで、気ままに使い分ける楽しみがあるから。作り手のリラックスした気分が、心地良く伝わるからでしょう。 | |
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湯呑みには、隠れたファンが多いと聞きます。 作家や噺家など、愛用品をいくつも持つ湯呑み通の有名人もいて、宇野千代さんが魯山人のものを普段使いにじゃんじゃん使っていた、なんていうエピソードも。
そこには、タイプの違う湯呑みを使い分ける楽しみがありそうです。 たとえば、ちょっと気の張る料理屋では、最初に小ぶりの繊細な汲出(くみだし)で煎茶が出たかと思うと、食事の後はザックリした筒形湯呑みにほうじ茶で・・・と、場面に応じて茶器も変わったりします。 とはいえ、普段使いの湯呑みなら、こだわらず、気分次第で使うのが一番かもしれません。 さて、今回の湯呑みは、大谷楠世さん作の汲出茶碗です。 銘々皿は若林由美子さんの作。 いずれも重ねが良さそうで、組物にして使ってみたくなる作品です。 |
作品:大谷楠世 湯呑み:高8.5 径9.0cm 若林由美子 銘々皿:径10.5cm お菓子:金平糖 (音羽屋) |
作陶を志す皆さんが、こんな湯呑みや皿を自在に生み出せるのは、きっと愛好家には羨ましいはず。 いつか、お茶時間のためのオリジナル・コレクションを作ってみてはいかがでしょう。 |
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