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谷本 洋 |
Yoh Tanimoto |
1958年11月生 |
〒518-0022 三重県上野市三田2305
TEL. 0595-24-0030
E-mail yoh33iga@ict.ne.jp |
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「伊賀耳付水指」 |
「伊賀耳付花入」 |
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「伊賀耳付水指」 |
「伊賀耳付水指」 |
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「伊賀耳付花入」 |
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岐阜・画廊文錦堂個展パンフレット
千葉・千葉三越個展パンフレット
名古屋・三越栄本店個展パンフレット
大阪・近鉄上本町店個展パンフレット
熊本・鶴屋個展パンフレットより |
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Profile |
1958年 |
三重県上野市に生まれる。父は谷本光生。 |
81年 |
京都府立陶工訓練校修了。 |
82年 |
京都府立工業試験場修了。
伊賀焼三田窯にて、父のもと作陶生活に入る。 |
84年 |
フランスに渡る。パリ・グランシュミエールにてデッサンを学ぶ。
造形作家J・G・アルチガス(スペイン)の助手を務める。
パリ郊外にアトリエを設け作陶。 |
88年 |
独立 |
92年 |
スペイン・バルセロナのアルチガス財団に滞在し、作陶。 |
95年 |
アルチガス財団にてスペインの陶芸家を対象にセミナーを開催。 のち毎年、バルセロナにて制作。 |
●主な作品のテーマ |
伊賀の伝統を踏まえ、また花入、水指という道具としての機能性を考慮し、決まりのなかで、作る側の個性、エッセンスを注入し、制作する。 |
●主な制作技法 |
ロクロ、タタラ、紐作り |
●胎土の種類 |
茶碗、花入は木節ベースの細かい粘土、壺、大鉢などは蛙目ベースの荒い粘土 |
●使用する窯の種類 |
穴窯、登窯 |
●師 |
父・谷本光生、J・G・アルチガス |
●工房見学 |
可(要予約、近鉄伊賀線上野市駅下車) |
Message |
作品にはかならず作者の個性や品格が反映されます。 また、伊賀焼は格調の高さと豪快さが使命とされています。 すなわち作品作りとは、自分作りにあると思われます。古伊賀の素晴らしい作品の写しではなく、今の時代の必然性を意識し、格調高い作品を作りたいと日々考え、作陶しています。 |
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制約を課したうえで模索する伊賀焼の普遍的な美 |
わが国を代表する焼締め陶・古伊賀の名品は、あちこちの美術館に収められていて、日本美の典型ともいわれています。 現代の伊賀を代表する陶芸家・谷本光生氏を父に持つ洋氏は、伊賀に伝わる伝統的な技術を修得しました。
表層的なもの作りが横行する昨今、あくまでも伊賀土を使って、穴窯や登窯で焼成して作る作品作りを基本とします。 しかしそうして作られるものは、単に過去の伊賀焼をなぞって作られるフェークなどではありません。
たとえば、たっぷりと灰釉の掛かった楕円や矩形の小皿は、伊賀のザックリとした土の表情を大切に保っています。 そしてしかし、そこにはポップで無邪気な線刻模様が描かれていて、現代的でとてもシャレているのです。
伊賀という様式美、また茶道具や器としての機能を決して損なわない範囲のなかで、いわば自らに制約を課したうえで、現代にもつながる美を、つまり普遍的な美を模索しながら作っている陶芸家だと思えます。 |
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■作品扱いギャラリー |
◎土味/TEL.0595-23-2162 |
上野市丸ノ内177 |
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Rの目 |
古伊賀の重みに押し潰されがちな作家の多い中、確実な技術力と表現力を身につけている。やや若さを感じさせる面はあるが、独特な造形美は将来に期待がかかるもので、伊賀焼の代表作家となることは間違いないだろう。 |
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