とっておき | |||
★ WALKING POINTS ★ <4> | |||
平清水 (ひらしみず) (山形県山形市) |
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窯郷から山寺へ、心にしみる日本の旅
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平清水は、その昔、会津本郷(福島県)とともに東北の二大陶産地と呼ばれたところです。 最盛期だった明治の初期には30もの窯元があったといいます・・・。
現在は6軒が、それぞれに個性的な仕事をしています。 その起こりは、江戸の文化年間に陶器を焼いたことに端を発します。 1830〜40年代には肥前、会津、尾張から学んで磁器の焼成に成功。 本格的な窯業がはじまりました。 以来、陶器・磁器の両方を手掛け、盛時には品のいい染付の日用雑器や瓶などを多く産しました。 |
そんな平清水へは、JR山形駅から路線バスに乗り10分ほどで到着します。 こんもりした千歳山のふもと、集落の中央を流れるはずかし川に沿って窯元は点在しています。 いずれも徒歩圏内なので、端から順に訪ねてみるのもいいでしょう。 なかでも、青龍窯は老舗の窯元です。 「梨青瓷」は定番ですが、艶消し白釉を使った「残雪」シリーズがむしろおススメ。 温かみのある確かな作りが魅力です。 また、当主・丹羽良知氏の作品に出会えるのは、ここならではです。 小品でも、品格ある盃や徳利が見逃せません。 正統派の青磁や白磁を焼くのは、雷神窯の渡部秋彦氏です。 首都圏で定期的に個展が開かれますが、制作現場への訪問はまた格別。 前もって問い合わせてから、訪ねましょう。 |
ほかにも茶陶の平吉窯、食器の七右エ門窯、辰砂釉の文右エ門窯、化粧掛けの天沢窯と、お得意はそれぞれ。 作陶体験もできて、こじんまりした規模だから、窯里の風情がなおさらゆったり味わえます。 こうして平清水を巡ったら、今回ぜひお勧めしたいのが、「山寺」こと立石寺に足をのばすこと。 山形と仙台を結ぶ情緒いっぱいのローカル線・仙山線に乗れば、芭蕉の句で有名な静寂の世界は、すぐそこです。 途中駅には作並温泉もあり、思わずもう一泊したくなる、東北・平清水への旅です。 |
平清水焼の原料は千歳山で採れる丸山陶石です。 写真協力:山形市観光物産課 |
目にも旨い!男の簡単 | Cooking (25) | |
白菜とアサリの煮物 | ||
今が旬の白菜。 上品な旨味のアサリと炊き合わせて渋い輪花の鉢に盛ってみました。 白菜にはしっかり味をしみ込ませ、アサリの身はふっくら仕上げた、超美味な1品です。 |
作品:平泉悠子 高7.5 径17.5cm |
◆材料(3〜4人分) アサリ(むきみ)/100g、 酒/大さじ3、 白菜/600g、 サラダ油/大さじ2、 塩/小さじ1、 水/1カップ、 アサリの煮汁/適宜、 薄口しょうゆ/小さじ2 |
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