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釉薬を試していると、思わぬ変化に出会い心躍ることがあります。そんな意外性を生む重ね掛けを、もっと自由に楽しみたいものです。
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黒マット釉+石灰系織部釉
小ぶりで端正なフォルムと、釉上に浮かぶ金属光の結晶。 この作品を見ていると、曜変(ようへん)や油滴(ゆてき)など、茶人に重用される天目茶碗を連想します。 それにしてもこの微妙な青は、どんな釉使いなのでしょう。 天目釉なら黒く発色するはずですが・・・。
実は、黒マット釉をベースとして内外に吹き掛け、その上に石灰仕立ての織部釉をサッと吹き重ねているのです。
黒マット釉は失透釉の最たるもの。 単体ではザラッと平板に仕上がります。 ところが透明釉を基礎とする織部釉を重ねることで光沢が出て、同時に黒マット釉中から種々の成分を引き出して、予期せぬ繊細な釉調が出現。 さらに織部釉の着色材である銅が浮き出て、印象的な結晶を生んだのです。
作品:和田千賀子 高5.0 径14.0cm
こうした結果の意外性は、作品のオリジナリティーにも繋がります。 釉を操るには知識もさることながら、冒険、も大切なようです。
目にも旨い!男の簡単
Cooking (24)
生春巻き
ヘルシーで美味なベトナム風春巻きは、エスニックメニューの定番です。 材料がそろえば作り方は簡単。 存在感ある大皿に盛って、人寄せの主役をはる1皿になりました。
作品:山田幸子 径26.0cm
◆材料(3〜4人分)
ライスペーパー/10枚、 えび/20尾、 豚薄切り肉/200g、
ビーフン/100g、 サニーレタス/4〜5枚、 もやし/1袋、
にら/半束、 香菜/適宜、
ヌクチャム(ヌクマム風味のつけダレ)/適宜
◆作り方
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ビーフン、むきえび、豚肉、もやしを熱湯で軽くゆがいておく。
A
ライスペーパーに霧吹きで水を吹き戻す。 下に布巾を敷くのがポイント。
B
Aにレタス、ビーフン、豚肉、もやしをのせ両端を折ってひと巻きする。
C
残りをのせてクルクル巻く。 えびが透けて見えるように、見栄え良く。
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