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■ヴューポイント 
●陶芸メッセ・益子
益子町のほぼ中心に位置し、名実共に陶都・益子の誇る中核施設です。 旧濱田庄司邸や登窯、陶芸工房などがあります。 また陶芸館では全国的な規模で開催されている陶芸コンペ「益子陶芸展 濱田庄司賞 加守田章二賞」や、益子で活躍した巨匠陶芸家らの常設展示室、それに現在活躍している陶芸家らの企画展も積極的に開催されています。 益子陶芸のよき伝統を受け継ぎつつも、その将来を考えようとするのが、同メッセの重要な使命と思えます。 益子訪問の折にはぜひ立ち寄って、じっくりと見学したい施設です。
◎住所/芳賀郡益子町益子大字益子 3021
◎TEL/0285-72-7555
◎開館時間/4月〜10月 AM 9:30 〜 PM 5:00、  11月〜3月 AM 9:30 〜 PM 4:00
◎休館日/毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
◎入館料/大人 600円、 小・中学生 300円

●益子参考館
益子の名を世に広めた濱田庄司を知りたいのなら、まずこの参考館を訪れましょう。 濱田の代表的な作品はもちろん、自ら蒐集した古今東西の民芸品なども展示されています。 それに民芸運動を支えた僚友、バーナード・リーチや河井寛次郎らの作品もあわせて見ることができます。 かつて住居としていた茅葺きの建物、工房や登窯などでは、往時が偲ばれます。
◎住所/芳賀郡益子町益子 3388
◎TEL/0285-72-5300
◎開館時間/AM 9:30 〜 PM 5:00
◎休館日/毎週月曜日(祝日は除く)、12月28日〜1月4日、2月1日〜2月末日
◎入館料/大人 800円、 小・中学生 400円

●益子焼窯元共販センター
益子焼の窯元のうち、およそ270軒と取引があるというだけあって、店内に並べられた器の数の多さと多様性に、とにかく圧倒されます。 同センターの目印は、入口に置かれた巨大な陶製のたぬき(「益子ぽん太」という名前がつけられています)の置物。 観光バスも次々と乗り付けるほどで、「陶芸デパート」の異名もあるとか。 まさにその名の通り、陶芸教室や大レストランも充実し、駐車スペースは1000台分が確保され、広くゆったりしています。

◎住所/芳賀郡益子町益子 706-2
◎TEL/0285-72-4444、 ◎FAX/0285-72-0313
◎営業時間/AM 8:30 〜 PM 5:30
  URL  http://www.mashikoyaki.com/     E−mail furushima@mashikoyaki.com
◎定休日/無休
 
      

●民芸店ましこ
「真の益子焼」を見てみたいと思ったら、まず最初に訪ねてみたいお店がここです。 濱田庄司と佐久間藤太郎という益子の二大民芸派巨匠の協力によって、益子焼の販売専門店としては最も早く、昭和27年にオープンした老舗です。 オーソドックスながら、揺るぎのない益子焼の真価に触れることが、かならずできるでしょう。
◎住所/芳賀郡益子町内町 2901
◎TEL/0285-72-2231
◎営業時間/AM 9:00 〜 PM 7:00
◎定休日/1月1日

●陶庫
益子やその周辺地域において、個人で作家活動をしている陶芸家の作品だけを扱っています。 つまり大量生産の器は展示されていません。 それだけに、いわゆる民芸様式の器というよりも、個性的で、現代的な、洒落た器を探そうと思っている方に、ここを覗くのをお薦めします。 今人気の、小川博久の織部や灰釉の器なども並んでいます。 店は大谷石の石蔵作りが目印です。
◎住所/芳賀郡益子町城内坂 2
◎TEL/0285-72-2081
◎営業時間/AM 9:00 〜 PM 6:00
◎定休日/火曜日

●つかもと/陶芸広場つかもと
創業以来135年を経たといいますから、益子焼の歴史そのものといってもいいほどの、益子での最大手の窯元です。 明るく清潔感あふれる直営ショップでは、普段使いによさそうな「つかもとオリジナル」の器がディスプレーされ、一方では、著名・有名作家の作品が、ヴァリエーション豊かにズラリと揃っています。 作家館では定期的に陶芸家らの個展も開催され、また工場見学や作陶体験などもできて、益子焼に深く親しむこともできます。
◎住所/芳賀郡益子町道祖土 4264
◎TEL/0285-72-3223
◎営業時間/AM 9:00 〜 PM 6:00
◎定休日/12月30日〜1月1日

●佳乃や
扱い作家の数を思い切って絞り、とくに上質な作品だけを、じっくりと見てもらいたいという方針が貫かれている店です。 和風庭園をガラス越しに見ながら、現代の息吹が感じられる作品を鑑賞していると、不思議な気分に浸ることができます。 福島晴雄の鉄絵や松崎健の織部などの作品は、ここでじっくりと品定めできます。
◎住所/芳賀郡益子町益子 3169-1
◎TEL/0285-72-8717
◎営業時間/AM 10:00 〜 PM 6:00
◎定休日/木曜日

●もえぎ
およそ500人ほどの作家の作品を扱っているといいますから、店内を丹念に探せば、かならずや自分の感覚に合う器が見つかるでしょう。 作品は季節やテーマに合わせて、2週間毎に展示替えされるそうです。 また4カ所の展示スペースでは、企画展も積極的に開催されています。 いわゆる民芸様式とは一線を画しており、現代の益子陶芸を俯瞰しようとするのなら、目が離せないお店です。
◎住所/芳賀郡益子町城内坂 150
◎TEL/0285-72-6003
◎営業時間/AM 9:30 〜 PM 6:00
◎定休日/不定期

(※なお、休館日、開館時間、料金などは予告なく変更される場合がありますので、お出かけの前にご確認下さい。)
 



■情報BOX 
●春の陶器市
1967(昭和42)年に第1回が開催されて以来30年、益子名物といってもいいほどの、毎年恒例の陶器市は全国的にも有名です。 ゴールデンウィークになれば、東京など首都圏一帯から、やきものファンや買い物上手のご婦人たちがドッと大挙して押し寄せます。 そんな光景が、陶郷の春の風物詩となってすっかり定着しました。
かつては、車が真岡まで延々渋滞したといわれるほどでしたが、今では道路網や駐車場も整備されて、かなり改善されました。 陶器市の定石からして、超お買い得品を狙うのなら、やはり初日の朝早くがいいでしょう。 それでなくても、定価の半額ほどの値段で買えるものも多いですから、朝寝坊派も安心して下さい。 
◎開催日/毎年 4月28日〜5月5日
◎開催場所/益子町城内、道祖土(さやど)地区、やきもの本通り周辺
◎問い合わせ/益子焼販売店協同組合

●初窯・お盆・秋……の陶器市
春の陶器市ほどではないにせよ、益子焼の良質な器が、とても廉価に買えることではまったく同様な陶器市が、益子では時季を変えてほかに3つも開催されています。
正月明けに開かれる初窯市、8月中旬のお盆陶器市、それに秋の陶器市です。 結局、春と合わせれば、益子では四季折々に陶器市が開催されていますから、その機会をうまく利用して賢く買い物をしましょう。 また、旬の器をゲットするのにもいい機会です。 
◎開催日/毎年 1月上旬、 8月中旬、 11月上旬
◎開催場所/益子町城内、道祖土(さやど)地区、やきもの本通り周辺
◎問い合わせ/益子焼販売店協同組合

陶器市の期間中は、やきもの本通りを中心とした界隈に、幾百張りものテントが建てられ、各窯元が出店します。 民芸風ありクラフトあり、個性的な器もありで、どれにしようかなかなか決まらないのが普通です。 市価より破格に安いものがほとんどですが、端数の切り捨てなど、多少の値引き交渉もできます。 それもこれも、益子恒例の陶器市の楽しみです。

●体験施設
あれこれと器を見て、買ったら、今度は、自らの手で土捻りや文字や絵を描いてみるのはどうでしょうか? 益子ではそんな作陶体験のための施設も、とても充実しています。 それに作陶の経験がなくても、絵ごころがなくても平気です。 いずれも専門の指導員が親切に教えてくれて、焼き上がりの作品は宅配便で届きます。
以下に主要な作陶の体験施設を紹介します。 なお、いずれの施設も要予約です。 
◎問い合わせ先/陶芸・メッセ益子
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 3021
◎TEL/0285-72-7555
◎問い合わせ先/タオ・アート&クラフト益子陶芸倶楽部
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 4230
◎TEL/0285-72-3866

◎問い合わせ先/陶芸村
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 3435-1
◎TEL/0285-72-5955
◎問い合わせ先/小峰窯
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 3169-1
◎TEL/0285-72-6311

◎問い合わせ先/陶芸工房よこやま
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 3527-7
◎TEL/0285-72-3474

●赤羽まんぢう本舗
手作りの餡を薄皮でくるんで蒸し上げた薄味まんじゅうは、益子再興の父・濱田庄司の大好物でした。 甘さがほどよく抑えられた餡の味は、続けてもうひとつ食べられるくらいです。 ほかに柚の羊羹や最中などもこの老舗の名物になっていますから、甘党の方は、ぜひ賞味してみてください。 お土産に買って帰ると、とても喜ばれ評判がいいです。
◎問い合わせ先/赤羽まんぢう本舗
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 2910
◎TEL/0285-72-3153
◎定休日/月曜日

●円居(まどい)
益子でおすすめの食事どころは、ここです。 まるで民家のような外観から、ここが料理屋と思っている人は益子でもそう多くないといわれます。 また、ひと組みずつしか客を入れない会席風な和食料理屋です。 ・・・というと、頑固な店主のオヤジがうるさくて、というパターンかと思いきや、実は気さくな女主人の対応がとても心地よいく感じられたのでした。 素敵な食器に盛られて次々に登場する料理は、どれも美味しくて舌鼓の打ちっ放しでした。
◎問い合わせ先/円居
◎住所/芳賀郡益子町大字益子 4278
◎TEL/0285-72-6731
(※なお、休館日、開館時間、料金などは予告なく変更される場合がありますので、お出かけの前にご確認下さい。)



■アクセス

◎電車・バス/JR東北新幹線宇都宮駅下車、西口より徒歩2分、東野バス宮の橋バス停より約60分。
          タクシーなら、東口から約35分で益子着。
◎マイカー/東北自動車道佐野藤岡インターから国道50号で下館経由、国道294号にて益子へ、およそ90分。
        常磐自動車道なら谷和原インターから国道294号にて下妻・下館・真岡を経由して益子まで約90分。



■総合問い合わせ先 

益子町観光協会/TEL. 0285-70-1120
益子町商工観光課/TEL. 0285-72-8846
益子町商工会/TEL. 0285-72-2398
http://mashiko.shokokai-tochigi.or.jp/



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