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遠州好みの名品を鑑賞するチャンス |
「遠州」の名の誕生から400年を記念し、とくに遠州の多彩な交流を作品と関連づけ、「出会い」をテーマにした展覧会が開催されます。 | |||
◎中興名物の茶入にも注目! | |||
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ここでは、見逃せない出品作の一部を紹介しておきましょう。 勇猛な「敵打勝」の文字が入れられた雲鶴茶碗は、「遠州蔵帳」に所蔵されている高麗青磁の兜形茶碗。 武家の茶碗として特注されたものです。 広く海外へも視線を向けていた国際人・遠州は、オランダ、中国、朝鮮などへ多くの茶陶を注文しました。 たとえば、蜜柑の木が伸びやかに描かれた祥瑞の水指は、中国・景徳鎮で作られた染付です。 また将軍家光が「立鶴」の絵を描き、遠州が形の指示をつけて朝鮮・釜山窯に注文した作品なども出品されています。 本展の150点の出品作はどれも優品、歴史的な名品揃いで、充実の内容です。 |
「雲鶴茶碗 『敵打勝』文字 (うんかくちゃわん てきうちかつ もじ)」 高8.1 径16.9cm |
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「祥瑞蜜柑水指 (しょんずいみかんみずさし)」 高16.8 径24.1cm 根津美術館蔵 |
「御本立鶴茶碗 銘・池水 (ごほんたちづるちゃわん めい・いけみず)」 高10.2 径12.7cm 北村美術館蔵 |
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「膳所耳付茶入 銘・大江 (ぜぜみみつきちゃいれ めい・おおえ)」 (中興名物) 高8.9 径6.1cm 根津美術館蔵 |
「瀬戸後窯萬右衛門茶入 銘・田面 (せとのちがまちゃいれ めい・たづら)」 (中興名物) 高6.8 径6.4cm 三井記念美術館 この茶入には、古代裂(こだいぎれ)の仕覆(しふく)が3つ添っています。(右) |
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取材:2007年 |