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特集
   唐臼は「残したい日本の音風景100選」









一切出すことも、入れることも許されない小鹿田焼の技術を訪ねて、九州は大分県日田市の皿山へと足を運ぶこととなり、まずは拠点となる日田(ひた)温泉を目指し羽田空港を出発。



福岡空港から高速バスで1時間15分、日田バスセンターへ到着。

直通バスでの移動は快適であるが、JR博多駅から鹿児島本線経由のルートも有る。


大分で温泉となると、別府や由布院がまず浮かぶが、お湯はもちろん町並み、文化などどれを取っても劣ってはいない。
それに人々の心の温かさの伝わりを感じる町である。
そば饅頭や羊羹は日田の名物、大変おいしい。

亀山公園
部屋付露天風呂からの眺め
夕暮れには屋形船が川面に

豆田町エリアは観光スポット。 通りには歴史を感じる看板や外観を持ち、百年以上も営みを続ける重さを伝えている。
日本丸総本家(薬屋) 薫長 酒蔵資料館 水田屋化粧品店




いよいよ車を走らせ、皿山へと向かう

約30分で部落に到着するが、途中、精米製粉用水車小屋やホタルが群棲する自然に気持も和む。

また、ここまで来ると是非立ち寄ってみたいのが「山のそば茶屋」


川に架かるように建てられたそば屋で一服。

そばを切る音を打ち消すかのように大きな音を立て唐臼の音が響いてくる、少し気持ちの高揚を感じる。

  
感動!今も力強く土を打つ唐臼(からうす)。水の勢いは凄い。


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