薩摩切子は島津斉彬が集成館事業の一環として行ったガラス製造の研究過程で誕生しました。先進的な斉彬も薩摩切子を大変気に入り、大名の贈り物や、篤姫の嫁入りの品に加えたといいます。純度の高いクリスタルグラスと色ガラスを重ね、カットラインを刻み、丁寧に磨き上げることで切子は美しい輝きを放ちます。一度は途絶えた薩摩切子の技術ですが、120年の時を経て現代に復元されました。現在は「島津薩摩切子」、「舞硝(ぶしょう)」、「薩摩びーどろ工芸」、「ツジガラス工芸」の4つの工房が鹿児島県伝統的工芸品として認められています。 ここ「薩摩切子 ザ・仙巌園ギャラリー」は復元された薩摩切子の歴史と技術を存分に堪能できるギャラリーとなっています。 |
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最近は無色の薩摩切子(中央右)が 製作されるようになり注目の一品です |
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薩摩切子の魅力である、文様の手法や、日本らしい繊細な「ぼかし」技術、そして薩摩切子の誕生から復刻までの歴史などがパネルで分かりやすく解説されています。 |
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■切子匠・長谷川久志 作 |
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住所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1(仙巌園内) |
TEL | 099−247-1511 |
OPEN | 8:30〜17:30 ※11月1日〜3月15日は8:30〜17:20 |
休業日 | 無休 |
料金 | 仙巌園入園料:大人1,000円、子供500円 |
アクセス | JR鹿児島中央駅よりバスにて「仙巌園前」下車、徒歩1分 |
URL | http://www.senganen.jp/ |
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