全国旅手帖長島美術館/薩摩焼

長島美術館 [ながしまびじゅつかん]

正面 アプローチ


■絵画展示室

1F絵画展示室にはピカソの青の時代をはじめルノワール、ローランサン、シャガールといった近代フランス絵画の著名画家たちの作品が並びます。



■薩摩焼

錦出あやめ図菊鈕蓋物
竪野焼(19世紀後期)

錦出玉模様傘形香炉
苗代川焼(20世紀前期)

褐釉流掛壷
苗代川焼(19世紀後期)


錦出竹林草花図大花瓶
苗代川焼(20世紀前期)



火計り手(ひばかりて)

写真左は「火計り手」と呼ばれる作品。土と釉薬は朝鮮半島から陶工が持参したもので、火(焼成)は日本で行われたもの。火以外の材料や陶工技術が、朝鮮のものであることから火計り手と呼ばれます。 
捻花手輪花茶碗 竪野焼
べっ甲手(べっこうで)
平佐焼の磁器に黄釉を塗り、黒班を施し、更に緑色を加えたものや、白地に紫斑をかけ、黄色を流したあたかもべっ甲のように見えるやきもの。明治末期になると原料の磁胎が不足し、白薩摩素地にべっ甲釉をかけたものが作られました。
金襴手人物像飾蓋付仏画大飾壷一対 陽刻菊火文香炉 竪野焼
上原熊次
竹の籠目模様が彫り込まれた「金襴手人物像飾蓋付仏画大飾壷一対」(写真左)は、1889年(明治22年)第4回パリ万博に出品された作品です。成型、彫り、人形、絵付と、それぞれ4人の陶工によって製作されました。
黒もんはもとより全国のやきものも数多く展示されています。


苗代川焼
1mは優に越す大型の壷。蓋には精巧な人形が乗り、上から下まで金彩を使い、隙間なくびっしりと文様が描き込まれた豪華な一品です。19世紀から20世紀にかけてこのような大型の壷が輸出用に数多く製作されました。
錦手羅漢図貝形飾皿
苗代川焼(19世紀後期)

錦手草花図蓋物
竪野焼(20世紀前期)

錦手桜菊図香炉
苗代川焼(20世紀前期)

学芸員 木塲(こば)千春さん

長島美術館では学芸員の方などに詳しくご案内頂くことができます。
DATA
住所 鹿児島県鹿児島市武3-42-18
TEL 099−250-5400
OPEN 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休業日 無休
料金 一般1,000円、大高生800円、小中生400円
※企画展は料金が異なります
アクセス ・JR鹿児島中央駅下車、徒歩15分
・JR鹿児島中央駅下車、車で5分
URL http://www.ngp.jp/nagashima-museum/

※掲載情報は変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください


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