1894年(明治27年)、深川忠次によって富士流水のマークを冠した「深川製磁」が設立されました。1900年パリ万博に数々の作品を出品し最高名誉メダーユドールを獲得。また1910年以来4代に渡り宮内庁御用達となるなど国内外にかかわらず高く評価されています。 |
チャイナ・オン・ザ・パークはギャラリー「忠次館(ちゅうじかん)」、アウトレットショップ「瓷器倉(じきぐら)」・レストラン「究林登(くりんと)」、春にはラベンダーが咲きみだれる「敏子メモリアルガーデン」の3つのパートに分かれています。 |
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「忠次館」入口 長い階段の頂上に見えるレンガ造りの重厚な建物がギャラリーとショップを備える「忠次館」です。 |
深川製磁のモダンな作品を彷彿とさせるシンプルでありながらも現代的でデザイン性の高い建築。建築家・柿沼守利氏によるものです。 |
ギャラリー内に足を踏み入れると、外観の直線的なデザインとは対照的に、白熱灯が灯る丸く切り取られた天井や半円窓など曲線を意識した優しく穏やかな空間が広がります。 | |
入口すぐのフロアでは現代の深川作品を販売(写真上)。ブルーワイナリー、ブルーチャイナ、オリエンタルブルーといった伝統的スタイルを守る深川ブルーの器に加えて紅寿梅型皿(写真左上)のような発想豊かな新しいデザインの器、小物などがずらりと並びます。 奥のフロアは創立者深川忠次のメモリアルコレクション、パリ万博出品作品や欧州貿易を始めたころのインボイス(貿易書類)など深川製磁創立以来の歴史的資料を展示(写真下)。ガラスケースに収めないオープンな展示スタイルで、作品との距離が縮まり見ごたえ充分です。 |
「瓷器倉(じきぐら)」は隣の工場からの規格外商品を販売する深川製磁唯一の工場直営アウトレットショップ。 廃盤やセット崩れなどが所狭しと積み重ねられ、全てをチェックするにはかなりの時間がかかりそう。じっくり店内を回れば思いがけない掘り出し物が見つかるかも。 工場横のレストラン「究林登(くりんと)」では深川製磁の器と地元の食材を活かした金堀シェフの創作フレンチが味わえます。 ■ランチタイム/11:30〜14:30 ディナータイム/17:00〜21:00 |
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「瓷器倉」入口 |
住所 | 佐賀県西松浦郡有田町原明乙111 |
TEL | 0955-46-3900 |
OPEN | 9:00〜17:30 |
休業日 | 毎週火曜日(瓷器倉のみ火曜日も営業) |
料金 | ― |
アクセス | JR佐世保線・有田駅から西肥バス佐世保行「原明」下車徒歩10分 |
URL | http://www.fukagawa-seiji.co.jp/ |
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