全国旅手帖大本山 東福寺(だいほんざん とうふくじ)/京焼

大本山 東福寺 [だいほんざん とうふくじ]


 東福寺は鎌倉時代創建、京都五山の一つに数えられます。藤原道家が東大寺と興福寺からそれぞれ「東」と「福」の二字をとり九條家の菩提寺として造営しました。通天橋から眺める紅葉は京都一ともいわれ、その絶景を一目見ようとシーズンには大勢の人が訪れます。
 広い境内には北谷・中谷・南谷の3つの渓谷が取り入れられ、通天橋からの眺めは中谷のあたり。そのほか二つの橋と合わせて「東福寺三名橋」と呼ばれています。
参道に咲く冬桜。11月〜12月にかけて咲く桜です。東福寺入口から50mほどの場所にひっそりと咲いています。お見逃しのないように。
日本最古、最大級の三門の四隅を要チェック
 東福寺三門は現存する最古・最大のものとして、三門ではじめて国宝に指定されました。楼上内部には諸仏が並び、天井や柱には極彩色の文様が描かれています。
 おもしろいのは、三門の四隅に立てられた添木。屋根のあまりの大きさに驚いた秀吉が心配して添木を立たせたとか。通称太閤柱と呼ばれています。



 三門に続いて最古のものが東司(とうす)。東司とはトイレのこと。用を足すのも修行とされ、厳しい作法が定められていたようですが、記録がなく、どのように使用されていたかは不明なのだそうです。
東司(重要文化財)


DATA
住所 京都府京都市東山区本町15-778
TEL 075-561-0087
OPEN 受付/9:00〜15:30(16:00閉門)
※秋の特別拝観中は8:30〜16:00受付終了、16:30閉門
休業日
料金 通天橋・開山堂/400円、中小生300円
方丈八相庭園/400円、中小生300円
アクセス 市バス202,207,208系統、「東福寺」バス停下車、徒歩5分
URL http://www.tofukuji.jp/

※掲載情報は変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください


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