全国旅手帖蓑虫庵(みのむしあん)/伊賀焼

蓑虫庵 [みのむしあん]

「蓑虫庵」へは近鉄上野市駅から銀座通りを南へ直進。伊賀焼と輸入雑貨の店「ギャラリーTapa」や伊賀の土産店などが並ぶ賑やかな通りを抜けて約15分程で到着。

「芭蕉五庵」(無名庵・蓑虫庵・東麓庵・西麓庵・瓢竹庵)と呼ばれる芭蕉ゆかりの草庵の中で唯一現存する「蓑虫庵」。
芭蕉の門弟服部土芳は、貞享5年(1688)3月4日ここに庵を開き、些中庵と名づけました。その数日後、伊賀上野に帰郷していた芭蕉が庵を訪れ、庵開きの祝いに「みのむしの音を聞にこよ草の庵」の句を贈ったことから、上五の「みのむし」を取って蓑虫庵と呼ばれるようになりました。
庭内に建つ芭蕉堂(写真左上)。四季折々の花が咲き揃う庭は、静けさに包まれています。
庭園の裏手には茶室があり茶会や句会等に利用できます。















芭蕉の代表句ともいえるこの句は芭蕉43歳の作。江戸深川の芭蕉庵で作られました。蛙の飛び込む音によって静寂の世界を見事に表現し、斬新で独創的な新境地を開いたといわれています。
DATA
住所 三重県伊賀市上野西日南町1820
TEL 0595-23-8921
OPEN 8:30〜17:00(入館は16:30まで)
休業日 年末年始
料金 大人300円、小人100円
※芭蕉翁記念館・芭蕉翁生家・蓑虫庵の3館共通券大人のみ750円
アクセス 伊賀鉄道・上野市駅下車、徒歩15分

※掲載情報は変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください


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