インターネット版 No.22  全3ページ 1 | 2| 3

1 ・第7回 「九炉土干支コンテスト」 『羊』のイメージ あなたは何?
2 ・第7回 「九炉土干支コンテスト」応募要項発表
3 ・茶とやきもの 29 ・・・ 遠州流・安藤宗良先生にインタヴュー 
                         「分(ぶん)をわきまえて持った古井戸茶碗」

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第7回「九炉土干支コンテスト」応募要項発表
恒例「干支コンテスト」のカウントダウンが始まりました。
今年こそあなたも応募して、作品ともども新宿に大集結しましょう。



目標を定める時期

 まだまだ応募の締切りは先・・・、と思っている方も多いのではないでしょうか? 第7回九炉土干支コンテストの入選作品が展示発表(朝日生命ギャラリー/新宿センタービル)されるまで、もう半年もありません。
 ・・・とはいっても、実制作の追い込みに入るまでには、まだ多少の余裕がありますから、焦る必要もありません。 とくにこの時期に重要なことはといえば、まず干支コンへ応募することをしっかりと目標に定め、作品の構想を練ることでしょう。
 さてそこで、昨年度の応募や審査の様子を振り返りながら、ここで干支コンへの準備と対策をしておきたいと思います。
 まずこのコンテストは、土を素材に用いていて、テーマの干支(今年度は「羊」)が表現されてさえいれば、どんな発想の作でも応募が可能(次ページ応募要項参照)です。 また、応募資格に作陶キャリアは一切問われないため、子供から老人まで、それにアマチュアはもちろんプロ作陶家でも応募できるのが特徴です。 でも、プロも一緒と聞いて、戸惑う方もいるかも知れません。 ところが、チャンスはプロ・アマともに平等です!




展示発表される歓び

 では一体、どんな作品を応募すればいいかといえば、基本的には羊が表現されている陶芸作品なら、すべてOKです。
 形部門の対象作は、羊をイメージするもので器の形ができていて用途性のあるもの。 彫刻部門では羊の一部・・・たとえば、角やふさふさの毛だけをモチーフにしての表現もよく、つまり羊が装飾的に使われた作品です。 また器に平面的に羊が表現されていれば、絵付部門で応募できますし、技法を問わず羊、また羊に関係した文字が描かれた作品なら、文字部門の対象作です。
 羊の持つ優しさや牧歌的な素朴さなど、羊から連想されるイメージは多様です。 しかしそれだけでなく、応募者それぞれの心のなかにある羊が、陶で表現できている・・・それが、干支コンの応募条件のすべてです。
 そして、そういった作品でありさえすれば、朝日生命ギャラリー(新宿センタービル)に作品が晴れがましく展示発表されます。 会期中、何百にもおよぶ観覧者の方が来場し、熱い視線を注いでいきます。 それもそのはず、来場者には人気投票をお願いしていますから。 もちろん出品者は作者冥利に尽きる一方で、ドキドキしたりワクワクしたりで落ち着きません。 昨年度の得票の傾向からいえば、シンプルで温かみのある作品や、独創的でありながらも分かりやすいものに人気が集中しました。 見ていて和めるような、親しみある作品が好まれたようです。
 干支コンが公平でユニークといわれるわけは、この一般観覧者による人気投票が、審査に加えられているからです。 一般の人気投票では、ベテランも初心者もプロも、同一線上に並べられての公正な審査になります。 結局、羊そのものを直接的に形や絵や文字にしないで、しかし「あなたならではの羊」が表現できていることが大切なのです。
 発想は自由!チャンスは平等!の干支コンテスト。 今年こそ、皆さんこぞって参加して下さい。 お待ちしています!!





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