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武雄で見る“唐津”の叩き
有田のほど近くには、温泉地として著名な武雄があります。 昨今では、唐津市内よりもかえって、唐津焼の窯元が多く工房を構えるほどの活況といいます。
そこで私たちは、武雄に窯を築いて、唐津の代表的な叩き技法を使って制作しているという「金子窯」を訪れました。
作業がはじまるやいなや、見る見るうちに土が積まれていきます。 叩き締めつつ、壺形にまとめていく熟練の技を、金子認さんが披露してくれました。
■金子窯
(武雄古唐津系多々良窯)
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佐賀県武雄市武内町真手町 95-1
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TEL: 0954-27-2307
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武雄では桃山時代から絵唐津風の雑器が焼かれていたとされ、また江戸の中頃には松浦地方から叩き手の成形技法が導入されてきました。 金子窯ではこの地域に伝わるそれらの伝統技術を継承しながら、素朴で、温かみのあるやきもの作りを信条に制作しています。
伝統的な唐津叩き壺の成形・・・・
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紐状の土を積む。 ある程度の高さまで積み上げる。
A、B内と外に木コテをあて、叩いて締めます。
表面に板目が模様となって現れる。
C
全体の形が整ったら口作り。
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見事な叩き壺の完成!
取材:2007年