●自転車でゆっくり走ろう
       
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       笠間の街は、歩いて回るのはちょっぴり大変。 でも、車で走るとアッという間に一周してしまってなんとも味気ない、という感じ。 
そこでちょうどいいのがレンタサイクルです。 
       笠間駅前観光案内所で一日800円で借りられます。 またそこで、観光案内地図をもらってから出発するのを忘れないで下さい。 春秋の観光シーズンなら、ゆっくりと自転車で走るのが心地よく、
あちこちの窯元につい寄り道したくなってしまうはずです。
      今日はまず、北大路魯山人の旧居「春風萬里荘」を目指して、ペダルを漕ぎ出しましょう。 
       
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       笠間駅から、まず南に向けて走ります。 「春風萬里荘」まではおよそ1キロほどですから、10分とかかりません。 
       「春風萬里荘」は芸術の村地区のほぼ中央にあります。 優れた陶芸家としてはもちろん、書や篆刻、料理人などとしてもよく知られている魯山人の邸宅を、北鎌倉からこの地に移築したものです。
      堂々たる入母屋造りは、なかなかの貫禄。 荘内には魯山人作の作品も展示されていて、しばし偉大な作家の発想の原点に思いを馳せたりします。 庭を散策しがてら、重厚な長屋門も見学しておきましょう。 
       またすぐ近くには、笠間生まれの日本画家・田中嘉三の記念館もありますから、足を延ばすのも一興です。 
       
       
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春風萬里荘(北大路魯山人旧居)
      
        
          
            
             
            ●笠間市下市毛 芸術の村内 
            ●TEL.0296-72-0958
 
            ●東京の日動画廊創業主・長谷川仁氏により、神奈川県・北鎌倉にあった北大路魯山人が最晩年まで住んでいた住居を、ここに移築し公開しています。 
建物は江戸初期に建てられたという茅葺きの入母屋造り。
            母屋はもちろん、長屋門なども質実剛健で、魯山人の志向がはっきりとうかがえます。 有名な自作の織部タイルの風呂もあって、必見です。 | 
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       芸術の村を後にして、やきもの通りを経由し、ギャラリーロードに向かって進みます。 するとじきに、「製陶ふくだ」が見えてきました。 
       この窯元の庭先には、高さが10メートルを越える世界最大という花瓶が立っていますから、ここだとすぐにわかります。 また、関東圏では最古といわれる登窯や、
職人さんたちの手際のいい仕事を見せてもらっているうちに、陶産地に来ているのだなぁ、という雰囲気が自然に漂って来るから不思議です。 
       
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      ■製陶ふくだ
      
        
          
            
             
            ●笠間市下市毛754 
            ●TEL.0296-72-0670 
            ●創窯は200年ほど前といいますから、笠間のなかでも歴史ある窯元のひとつです。 また、関東で最古という登窯も見学できます。 
しかしなんといっても、庭先で天空に向かって聳え立つ巨大な花瓶(世界最大といわれる高さ10.7メートル)…というか、トーテムポールのような花瓶がこの窯元の名物でしょう。
            ペルーのフジモリ元大統領にも贈られたという巨大花瓶、なんだか異様なほどの、独特な迫力があります。 | 
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