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使ってみたい釉薬

 やきものにとって、本焼は作品を堅牢に焼締めるといった目的と同時に装飾効果を決定づける大きな要素があります。そしてその最もポピュラーなものが釉薬です。釉薬は長石を中心とした材料で構成されていて、調合は無限といえます。しかしながら良い材料で質感、発色を極めるとなると限られてきます。
 「使ってみたい釉薬」では、経験豊富な愛好家によって制作された作品の中から、特に釉薬や釉掛けが目を引く作品に注目し、使っている釉薬や顔料、粘土の組み合わせ。さらにはあまり紹介されることの無い重ね掛けのテクニックを分かりやすい解説をもって披露致します。作陶の参考にして頂ければ幸いです。
使用釉薬 作品No. 使用釉薬 作品No. 使用釉薬 作品No.
黒マット釉 12 15 志野釉(白) 05 10 14 15 桜桃釉 05
2号青銅釉 12 赤結晶釉 09 ワラ灰マット釉 06 07 13
トルコ青結晶釉 07 11 チタンマット釉 08 カナリヤ黄釉 10
亀甲ひわ釉 02 透明釉 08 唐津釉 14 16
いぶし黒釉 03 瑠璃釉 06 石灰系織部釉 10 15 16
柿結晶釉 17 青結晶釉 18 黄イラボ釉 11 13
No.12 黒マット釉 技法 浸し、吹き
2号青銅釉 素地土 信楽粘土
他材料
酒注ぎといっても、どこか都会的な感じのするこの作品。その印象は釉薬に負うところが大きいようです。さて、その釉使いとは?  この作品の持つ都会的な雰囲気は、単に無機質な色や形のせいではなさそうです。青みがかった黒の微妙な色合いや、キラキラと金属光を放つマットな質感……。これらが合わさって、モダンで独特な印象を醸しています。その立役者が、今回ご紹介する黒マット釉と青銅釉です。
 釉掛けは、まず黒マット釉を浸し掛けにし、さらに青銅釉を全体に吹き掛けます。青銅釉の量は、青っぽく変化の大きい箇所で三度ほど重ね掛けした程度。もう少し濃く吹いて色の変化を楽しむのもいいでしょう。
 黒マット釉はひたすら真っ黒な、いわば没個性な釉薬です。ところが下地と考えれば、それ自体が変化に乏しい分、上に掛ける釉の効果が予測しやすいといえます。ここでは黒を抑え込むほど個性の強い青銅釉を合わせ、しかも控えめに吹いたことが、作品のユニークさを生みました。
 まさに、釉の世界は無限大! 知るほどに、驚きが待っています。

高9.5 径15.0×8.0cm

No.14 唐津釉 技法 重ね、吹き、塗り
志野釉(白) 素地土 特赤粘土
他材料 弁柄(顔料)
釉薬で模様を描いた作品です。白い花弁の柔らかな感じは唐津釉だから出せたもの。そのニュアンスが魅力です。  皿の前面にダイナミックに描かれた一輪の花。やきものの楽しさを謳歌するような、作者の人間味が伝わってくる秀作です。
 この個性の立役者が、唐津釉を使って描かれた花弁です。ソフトな白の濃淡や、適度な表面の凹凸感は釉薬ならではのもの。もしこれが下絵具や化粧土なら、もっと平面的だったことでしょう。釉薬は、焼くことで色を呈します。だから釉による絵付は仕上がりをイメージして描かなければならないし、おまけに発色や質感も不安定。装飾法としてはハイレベルで少々厄介ですが、その分、本来の面白みもあるのです。
 さて作業は、まずベンガラで輪郭を描き、花弁は濃度の濃い唐津釉を筆で三〜四回ほど重ね塗り。その後全体にうっすらと志野釉を吹いています。透明釉に代わる、この志野釉にも注目! 素地の赤土をソフトに見せ、失透性の唐津釉とも一体感を演出。組み合わせ次第で主役の釉もさらに光ってます。

径24.55cm

No.15 黒マット釉 技法 吹き、マスキング、重ね
石灰系織部釉 素地土 信楽粘土
志野釉(白) 他材料
同じ色を出すのでも、絵画と違い技法的知識が必要な釉薬。今回の三つの釉は、異なる特徴を利用して、模様の透明感を演出します。  新緑のもみじが、初々しく、効果的に表現されています。この佳作は、もみじは織部釉、模様の明るさを強調する地には黒マット釉、そして、これら特徴の異なる釉の統一感を出すため、全体に志野釉が掛っています。
 掛け方は、すべて吹き掛けで。まず、素焼にもみじ形のシールを貼ってマスキング。横から釉がしみないようピッタリと密着させ、全体に黒マット釉を吹きます。やや濃いめが無難です。素地が透けて見えると、模様との対比という作品効果も弱まります。
 次にシールをはがし、模様の部分に織部釉を吹きます。この際、黒マットの上に織部釉が掛っても大丈夫。最後に、志野釉を軽く全体に吹きましょう。ポイントは、シールは釉薬の表面の水分がスッと引いて、紙が濡れているうちにはがすこと。乾きすぎると、釉のキワが一緒にはがれる危険がありますが、あまり早すぎてもシールの糊が残ることがあります。知るほどに難しいこのタイミング、つかむにはチャレンジあるのみです。

高8.0 径13.0cm

No.07 ワラ灰マット釉 技法 吹き、重ね
トルコ青結晶釉 素地土 信楽粘土
他材料
双方の釉の、それぞれの持ち味を巧みに生かした作品です。気分爽快に、さわやかに仕上がっています。  淡い茶色に発色しているのが、トルコ青結晶釉の色。そこに、瑞々しい露のように、あるいは水しぶきのように見事に表現されたのが、ワラ灰マット釉によるものです。どちらの釉も、熔けて吸収し合わず、独立した色を呈しながら、混在しています。
 この作例はそれぞれの個性を主張しあうという釉の性質や、組み合わせをうまく利用していて、成功しています。
 施釉の方法は、吹き掛けが効果的です。それぞれの釉が、どちらも点在するように吹いていきます。またそのために、あまり多量に吹いてしまうと、効果は半減しますがワラ灰マット釉はやや多めに、トルコ青結晶釉は素地が見えなくなるくらいを目安に先に吹きます。
 このように釉の性質を事前に知ることによって、表現に幅がでて、豊かな作品になるのです。

高6.5 径10.5cm

No.13 黄イラボ釉 技法 吹き、マスキング、重ね
ワラ灰マット釉 素地土 信楽粘土
他材料
秋を迎えた雑木林には、こんな幻想的な「木の葉」が、ハラハラと足許に舞い落ちてきそうです。  この抒情たっぷりな木の葉皿は、まず黄イラボ釉を作品全体に吹き掛けしました。そして四つの円をマスキングしてから、さらにワラ灰マット釉を施釉した作品です。
 つまり、黄色っぽい茶色に見えるのが黄イラボ釉単味の発色で、白っぽいのが、黄イラボ釉の上にワラ灰マット釉がのった部分です。特にベースには流れやすい性質の釉(この作品の場合は、黄イラボ釉)を、上に乳濁する傾向のある釉(同 ワラ灰マット釉)を用いたことがポイントです。これにより乳濁釉が結晶し、また浮遊したりするのです。人力の及ばない化学変化をも、装飾として取り入れた秀作といえます。
 このように釉の性質や相性を知り、または経験で学ぶことによって、一層効果的に釉薬を使うことができるという好例です。
 黄イラボ釉は素地が見えなくなってからさらにひと吹き程度、ワラ灰マット釉は3〜4度とやや濃いめに吹くのがポイントです。

高25.5 径14.0cm

No.11 黄イラボ釉 技法 スポンジによる点描、吹き
トルコ青結晶釉 素地土 伊賀粘土
他材料
成形も釉による装飾も、とても自然な仕上がりです。そっと、野の花を一輪生けてみたくなるような作品ですね。  白く、あるいは黄色に見えるのが、実はトルコ青結晶釉です。この作品ではスポンジを切って、印のように用いて、トルコ青結晶釉を塗り、面白い効果を出しました。スポンジでパタパタと、全体のバランスを考えながら点在させて、やや濃いめに塗っていきます。白く見えるところが濃く、たくさん釉がついているところです。
 そしてさらにその上から、黄イラボ釉を吹き掛けしました。黄イラボ釉は濃く吹くと、条痕が出てしまいますから要注意。施釉の目安は、素地が見えなくなる程度に、フワッと吹くことです。焦げたような感じに発色することから、伊賀風や備前風の焦げを出すとき、または灰が掛かった雰囲気などを表現する折に、重宝されている釉薬です。

高13.5 径7.5cm

No.02 亀甲ひわ釉 技法 浸し、吹き
素地土 信楽粘土
他材料
片口にポッテリと、円やかに掛かったこの釉。器の形と釉調がマッチしています。珊瑚礁の海のような釉薬です。  まるで亀の甲羅の模様のように、白く幾何学的に走る線。この細かく、奥深く重層的に入っている筋(貫入)が、この釉薬の特徴です。
 また、ヒワとは、鶸(ひわ)の羽のような、淡い萌葱色をいい表わします。
 作例のように、しっとりと焼きあがるこの釉の特質を生かすためには、全体に釉を厚掛けしなくてはなりません。つまり、泥奨状になった釉が、より多く吸い込まれ、素地にくっつくことが条件です。ただし、内側ばかりに多く掛けすぎると、今度は外側の吸う力が弱くなります。
 もし、釉掛けに時間をかけすぎて失敗してしまったら、二、三日間自然乾燥させ水分を蒸発させます。それから外側を施釉すれば効果的です。
No.03 いぶし黒釉 技法 浸し、流し、吹き
素地土 信楽粘土 特赤粘土 
他材料
渋く、深い味わいのある釉薬です。そのため、抹茶などのような色のものを入れれば、鮮やかに色映えします。  釉の表面をよく見ると、少し凹凸していて、そのために色も単調ではなく、光の加減によって、キラキラと微妙に変化して見えて素敵です。
 この釉薬は、結晶釉の一種。表面の凹凸は、結晶化して析出される効果です。とかく結晶釉というと、焼成や冷却が難しく、敬遠されがちですが、「燻黒釉」に限っては、それほど難しくはないようです。
 施釉はあまり薄掛けすると成分がのらず、結晶が出にくくなります。下まで流れない程度の、厚掛けが必要。とはいえ、やはり結晶釉はデリケートなもの。焼成時には、急な温度上昇や冷却は禁物! です。
 玉露などを入れて使ってみると、きっと想像以上に緑色が美しく映えることでしょう。

高5.5 径11.5cm

No.05 桜桃釉 技法 吹き、重ね・グラデーション
志野釉(白) 素地土 特赤粘土
他材料
可憐に咲いた、本物の桜の花弁のように自然な発色です。桜桃釉と志野の白釉の吹き掛けで表現した作品です。  桜の花弁をモチーフにしたこの銘々皿。何ともいえず、ふんわ〜りと仕上がっています。ポイントは、素地に赤土を使ったことです。
 桜桃釉は本来、強いピンクに発色しますが、赤土なら作例のように抑えられた色になります。また志野の白釉も、白土に掛ければ真っ白になりますが、赤土を用いれば、しっとりとした感じに上がります。そしてこの二種の釉を、それぞれ皿の先端から中央に向かって、グラデーションがかかるように吹き掛けをし、効果を一層高めたのが、成功のカギといえます。
 釉薬は土と焼成との関係が綿密で、そこを事前に計算しなければ、このようには焼き上がりません。成形前に、しっかりと仕上がりをイメージして土を選択することも、大切なことです。

高8.5 径13.5cm

No.06 瑠璃釉 技法 吹き、重ね・マスキング
ワラ灰マット釉 素地土 信楽粘土
他材料
海の青さと、白い波を表現した、清涼感いっぱいの作品を、今回は作ってみましょう。  二頭のイルカが、波間に浮き沈みしながら遊ぶ様子がとてもリアルに表現されている作例です。そしてこのような意匠の作品では、瑠璃釉がイルカや青い海を、ワラ灰マット釉が、白い波を表現するのにピッタリです。
 まず、青い瑠璃釉を全体に掛けてから、イルカの形の型紙を置きます。そして、ワラ灰釉をイルカの形が明瞭に抜けるように、しっかり吹き掛けします。瑠璃釉は強烈なブルーですから、型紙を取って、さらにイルカにさっとワラ灰釉を掛け、淡い青色に仕上げるのがポイントです。
 このワラ灰と瑠璃釉の相性は抜群で、単純に水彩絵の具と同じような感覚で楽しめます。つまり、比較的イメージに近い発色が期待でき、失敗の少ない釉の組み合せのひとつです。

高4.0 径26.5cm

No.08 チタンマット釉 技法 浸し、流し・絵付け・吹き
透明釉 素地土 特赤粘土
他材料 呉須(顔料)
渋い草模様の絵付が印象的な作品です。この絵付の効果を出すには、釉の持つ性質を利用しなければなりません。  この秀作は、赤土を用いて成形されています。一般に、赤土に鉄や呉須で絵付を施すと、色が沈んでしまいあまり効果的ではありません。
 そこでチタンマット釉を掛けました。チタンマットはマット質が分厚く、かなり失透性が高いため、下絵付では模様が鮮明に出ず、抑えられた感じになってしまいます。そのためにこの作品では、チタンマット釉の上に呉須絵付をしてから、さらに薄く透明釉を吹き掛けして仕上げてあります。
 ポイントは、チタンマット釉の上に描くため、呉須絵が滲んだり流れたりする独特の表現効果があるということです。従って絵付も、それを前提に行われる必要があり、あまり繊細な絵付では雅味が出ません。


高10.5 径13.5cm

No.09 赤結晶釉 技法 浸し
素地土 信楽粘土
他材料
一見、主張の強い釉に見えます。ところが細く浮き出た結晶や、また焦げも所々あって、渋い魅力が一杯です。  作品全体に細かな赤い結晶が浮き出ていて、とても美しい片口です。また造形的な強さと、釉薬のはっきりとした色調が見事に融合し、ひとつの作品としてうまくまとまっています。
 この釉薬の場合、もちろん焼成にもポイントがありますが、それ以前の問題として、施釉を基本通りに、正しく行ったために成功した作例といえます。釉中に含まれるそれぞれ比重の異なる成分を、まんべんなく、バランスよく掛けたために、このように結晶がきれいに析出されたのです。つまり、施釉前の釉の撹拌が丁寧で、完璧に行われたという証なのです。
 結晶釉というデリケートな釉の性質を知り、基本をおろそかにしない作業が、このような結果に結びついているのです。尚、結晶釉では結晶を十分に析出させる為には徐冷が必要です。

高6.0 径14.5cm

No.10 カナリヤ黄釉 技法 掛け分け・重ね・浸し
石灰系織部釉 素地土 信楽粘土
志野釉(白) 他材料
季節の果物などを盛ってみたくなる皿です。三種の釉を使い分け、とても爽やかな印象に仕上がっています。  三者三様の釉薬の個性が、鮮明に出ている作品です。
 黄色に発色しているのがカナリヤ黄釉、白いのは志野釉、緑色が織部釉です。黄釉と織部釉が、また志野と織部がそれぞれ部分的に重なっており、織部だけの単独の発色は見られません。
 このような釉の組み合わせで大切なのは、ミックスされることで得られる中間色を狙うのか、または、あくまで対立する関係にある二色を目的にするか、という選択を事前にすることです。 
 また、今回の作例に見られるように、志野のように色を持たない釉を上から掛ける方が、発色は安定します。また志野釉を重ねると、特にしっとりと落ち着いた感じが表現できます。
 目的や好みをはっきりさせてから、制作に臨みましょう。


高4.0 径14.5cm

No.16 唐津釉 技法 吹き・重ね・グラデーション
石灰系織部釉 素地土 信楽粘土
他材料
ほんのり淡く掛かった織部釉が、優しさを醸し出している作品です。ポイントは、織部釉の性質と施釉にあります。  まんべんなく4〜5回吹きつけた白い唐津釉の上に、織部釉を霧状にグラデーションをつけ吹き掛け、微妙な色を誘った作品です。
 織部釉の緑がふわっと発色する程度に施釉し、優しく幻想的な仕上がりになりました。釉の量が的確だったからです。
 織部釉は透明釉をベースにし、酸化銅を加えて作られており、多く掛けるとガラス質に光ります。そうなってしまっては、唐津釉との一体感がなくなります。
 また皿にマスキング用の新聞紙などを近づけ過ぎると、織部釉のラインがクッキリ出てしまいます。紙は必ず作品から1センチ以上、できれば2〜3センチ離しましょう。その距離があれば、グラデーションも美しく効果的です。ただし、新聞紙の上に掛かった釉は、一滴も作品に垂らさないよう、要注意です。

径25.0cm

No.17 柿結晶釉 技法 浸し・下絵付
素地土 信楽粘土
他材料 弁柄(顔料)
まるで、ほんのりと頬を染めた少女のような発色の器です。見ているだけで、不思議と心が暖まり、また安まります。  なぜかとても優しく、暖かな印象を受ける向付です。淡い色使いなどの装飾性や独特の素材感が、そう感じさせてくれる秀作です。
 この作品は、まず下地に顔料である弁柄(第二酸化鉄)で線を描き、その上に柿結晶釉を浸し掛けしました。釉と顔料の重なりで表現した作例の、見本ともいえる仕上がりです。
 ここでの重要なポイントは、柿結晶釉は流れやすい性質があり、弁柄と一体化して滲むのを事前に知ったうえで作業することです。つまり、弁柄でいくら写実的な模様を描いたとしても効果的ではありませんし、また、縦に線を描いたのでは流れてしまうため、横線の方がよいという判断もできます。滲みが雰囲気を盛り上げて、釉調とも相まって暖かな印象になるのです。


高7.0 径10.5cm

No.18 青結晶釉 技法 吹き
素地土 信楽粘土
他材料
やわらかな青い釉の中に、白や濃いブルーのドットが自然に広がっています。結晶釉ならではの効果が出ました。  トルコ青結晶釉や柿結晶釉など、これまでにも時々このコーナーに登場している結晶釉。青結晶釉もそれらの仲間です。
 この作品では、まるで珊瑚礁の海にスコールでも降っているかのように、全体に美しく結晶が現れていて素敵です。扱いには配慮がいる一方で、結晶の美しさに憧れて、取り組む人が多いのもうなずけます。
 結晶釉をきれいに出すためには、二つのポイントがあります。ひとつが施釉です。釉はあまり濃くても、薄くてもいけません。霧吹を用い、よく撹拌し成分の整った釉薬を3〜4度、均一に吹きます。「気持ち薄目」くらいの感覚が大切です。
 もう一つは、焼成段階での徐冷です。昇温時ばかりでなく、冷える途中でも結晶が析出されるからです。焦らず、時間をかけて冷ますことが肝要です。

高15.0 径16.0cm

※全焼成、酸化炎、焼成温度 R−101−1210° 中型以上の窯1230°〜40°
※使ってみたい釉薬は、講座(テキスト)による指導は致しておりません。文面から指導内容をお汲み取りください。

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