全国旅手帖備州窯・山本雄一(びしゅうがま・やまもとゆういち)/備前焼

備州窯・山本雄一 [びしゅうがま・やまもとゆういち]

 備州窯は轆轤の名手として名高い人間国宝・故山本陶秀氏の発案で、長男・山本雄一氏が開いた窯元です。現在は備前焼では最も大規模の社員40名以上を抱える窯元となりました。展示場では備州窯の陶工たちによる作品、山本陶秀一門の作家の作品など約2万点を展示販売。また、工房・窯場の見学も自由にできるほか、300名が収容できる「体験コーナー」では陶工指導の手びねり体験もできます。
 「ぼたもち」や「さんぎり」など備前焼独特の表情を生み出す備州窯の大きな登窯。素焼をするとてかりがでることから素焼はせずに2週間かけて焚き、冷ましにも一週間かけます。
藁をまき、火襷の作品が詰められます
御茶碗なら2〜3分で挽くという
熟練の職人さん。
備州窯で使用される良質の粘土は、1日3t 製造可能な最新設備の大型機械により作りだされます。


山本雄一氏の作品
■山本雄一氏 略歴
1935年伊部に生まれる。59年から父・陶秀のもとで修業。76年岡山県知事賞受賞。77年金重陶陽賞受賞。81年岡山県文化奨励賞受賞。96年岡山県重要無形文化財保持者に認定。98年紺綬褒章受章。
DATA
住所 岡山県備前市伊部302-2
TEL 0869-64-1160
OPEN 9:00〜17:00(陶芸体験受付9:00〜15:00)
休業日 年末年始
料金 火襷焼成2,625円、桟切焼成3,675円
アクセス JR伊部駅下車、徒歩10分
URL http://www.gift.or.jp/bisyu/

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