展覧会・イベント・講座・新商品・新刊など、
陶芸・やきものに関する情報ページ

※臨時休館や開催期間の変更など、最新情報は各施設のホームページでご確認ください。

・つながる民藝 縁ぐるり ・・・ 京都/アサヒグループ大山崎山荘美術館
・至福のひととき カップ&ソーサー展 ・・・ 愛知/横山美術館
・加守田章二と益子の焼締陶 ・・・ 栃木/益子陶芸美術館
・帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち ・・・ 京都/泉屋博古館
・桃山陶にみる 黒の造形 ・・・ 岐阜/多治見市美濃焼ミュージアム
・黒の奇跡・曜変天目の秘密 ・・・ 東京/静嘉堂文庫美術館
・西洋帰りのIMARI展 柿右衛門・金欄手・染付 ・・・ 東京/戸栗美術館
・CELADON 東アジアの青磁のきらめき ・・・ 大阪/大阪市立東洋陶磁美術館
〜6/22 ・近江の古陶磁を味わう ・・・ 滋賀/滋賀県立陶芸の森 陶芸館
〜6/22 ・移転開館5周年記念 花とクラス展 ・・・ 石川/国立工芸館
〜6/22 ・ティーカップ・メリーゴーラウンド ・・・ 茨城/茨城県陶芸美術館
〜6/15 ・ラーメンどんぶり展 ・・・ 東京/21_21 DESIGN SIGHT
〜6/8 ・妃たちのオーダーメイド セーヴル フランス宮廷の磁器 ・・・ 東京/松濤美術館
〜6/1 ・卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展 ・・・ 岐阜/岐阜県現代陶芸美術館
〜6/1 ・1975 甦る新橋 松岡美術館 ・・・ 東京/松岡美術館
〜5/25 ・東山焼と姫路のやきもの ・・・ 兵庫/兵庫陶芸美術館
〜5/25 ・北大路魯山人 足立美術館のコレクション ・・・ 島根/足立美術館
〜5/6 ・館蔵 春の優品展 THE BEST ・・・ 東京/五島美術館
〜5/6 ・菊池コレクション 現代陶芸のすすめ ・・・ 東京/菊池寛実記念 智美術館
・しぶや黒田陶苑 展覧会 ・・・ 東京/しぶや黒田陶苑
・BOOK ・・・ Sculpture (立体造形)
・BOOK ・・・ 「伊賀の七不思議」伊賀焼     谷本光生 著
・BOOK ・・・ 「現代日本の陶芸 vol.2」
・information@tougeizanmai.com 受付のお知らせ






菊池コレクション 現代陶芸のすすめ

陶芸といえば日用陶器や茶陶をはじめとした道具としての器を想像されるかもしれない。しかし、現代の陶芸には器の形態を用途や機能ではなく立体造形としてとらえる視点があり、また、素材や技法、伝統など陶芸にまつわる要素を独自の視点でとらえたオブジェ的な造形作品が存在する。個人作家によって展開される多様な制作、その未知なる思考、美意識に、当館設立者の菊池智は魅了され、20世紀後半以降の日本の陶芸作品を精力的に蒐集。そして、1983年には自身のコレクションによる展覧会「Japanese Ceramics Today(現代日本陶芸展)」をスミソニアン国立自然史博物館で開催。本展では、同展出品作をはじめ、1970年代から80年代の作品を中心に日本の現代陶芸の展開を紹介。

会  期 2025年 1月 18日(土)〜 5月 6日(火振)
会  場 菊池寛実記念 智美術館
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35
TEL:03-5733-5131(代)
開館時間 11:00 〜 18:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日
※祝日の場合は開館、翌火曜休館
観 覧 料 一般:1,100円  大学生:800円
小中高生:500円
U R L :www.musee-tomo.or.jp/






中国の陶芸展

1960年の春、東急の礎を築いた五島慶太(1882-1959)が半生をかけて蒐集した日本、東洋の美術品をもとに、五島美術館は開館。65周年を記念して、5,000件を超える収蔵品から、絵画、墨跡、陶磁器、工芸、考古など、様々なジャンルより選りすぐりの作品を展観。

会  期 2025年 4月 8日(火)〜 5月 6日(火振)
会  場 五島美術館
〒158-8510 東京都世田谷区上野毛 3-9-25
TEL:03-3703-0661
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日
※祝日の場合は開館、翌火曜が休館
観 覧 料 一般:1,100円  高大生:800円
中学生以下:無料
U R L :www.gotoh-museum.or.jp/





北大路魯山人
足立美術館のコレクション一挙公開

北大路魯山人(1883-1959)は、陶芸家、美食家として知られ、高い美的感覚、そして豪快な逸話とともに、今も多くの人を引き付ける芸術家。古陶磁を深く研究し、そこに独自の表現や大胆な発想、遊び心を加えた魯山人の作品は、いずれも個性あふれる独特な美を持つ。本展では、本館の魯山人館にて約120点の作品を展するとともに、新館展示室にて多数の魯山人作品を紹介。足立美術館の500点に及ぶコレクションが一度に観覧できる特別展。

会  期 2025年 3月 1日(土)〜 5月 25日(日)
会  場 足立美術館
〒692-0064 島根県安来市古川町 320
TEL:0854-28-7111
開館時間 9:00 〜 17:30 (入館は30分前まで)
休 館 日 会期中無休
観 覧 料 大人:2,500円  大学生2,000円
高校生:1,000円  小中生:500円
U R L :www.adachi-museum.or.jp/





東山焼と姫路のやきもの

東山焼は、文政5年(1822)に現在の兵庫県姫路市東山で操業を始める。その後、姫路城下の男山に窯場を移し、青磁や染付を中心に多彩な意匠のやきものを作る。
本展では、東山焼の優品とともに、明治時代に永世舎で作られた色絵の輸出向け磁器や、鷺脚焼などを紹介。

会  期 2025年 3月 15日(土)〜 5月 25日(日)
会  場 兵庫陶芸美術館
〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭 4
TEL:079-597-3961
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※5/5(月・祝)は開館
観 覧 料 一般:1,200円  大学生:900円
高校生以下:無料
U R L :www.mcart.jp/





開館50周年記念
1975 甦る新橋 松岡美術館

開館50周年を記念として、3会期にわたり様々なテーマで松岡コレクションを紹介。第一弾となる今展は、1975年11月25日から1976年4月24日まで新橋で開催された「開館記念展」を、2000年に移転した白金台で再現。開館当時の松岡コレクションオールスターともいえる展示作品から選りすぐった東洋陶磁と日本画を中心に、常設展示作品も含めて当時を振り返る。

会  期 2025年 2月 25日(火)〜 6月 1日(日)
会  場 松岡美術館
〒108-0071 東京都港区白金台 5-12-6
TEL:03-5449-0251
開館時間 10:00 〜 17:00 ※第1金曜日は 〜19:00
(入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日
入 館 料 一般:1,400円  25歳以下:700円
高校生以下:無料
U R L :www.matsuoka-museum.jp/





卒寿記念
人間国宝 鈴木藏の志野展

日本の、そして美濃陶芸の現在を代表する陶芸家、鈴木藏(1934年生まれ)は、荒川豊蔵(1894-1985)に続き、二人目の「志野」における重要無形文化財保持者(人間国宝)で、令和6年度、文化功労者に顕彰された。「志野には日本人の美意識の独特さと素晴らしさがある」と語る鈴木藏。作品を作るなら「新しくて力強いもの」という姿勢を崩さず今日まで取り組んできた。
本展では2024年12月に卒寿を迎えた鈴木藏の初期から最新作までを一堂に展示。古典を大切にしつつ自らの美意識を映し出した、独自性に富んだ作品を展示し、鈴木藏の軌跡と“今”を紹介。

会  期 2025年 3月 29日(土)〜 6月 1日(日)
会  場 岐阜県現代陶芸美術館
〒507-0801 岐阜県多治見市東町 4-2-5
セラミックパークMINO内
TEL:0572-28-3100
開館時間 10:00 〜 18:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館
観 覧 料 一般:1,000円  大学生:800円
高校生以下:無料
U R L :www.cpm-gifu.jp/museum/





妃たちのオーダーメイド
セーヴル フランス宮廷の磁器

西洋磁器は、中国陶器への憧れからヨーロッパ各地で開発が試みられ、18世紀に入ってドイツ、マイセン窯で初めて焼成に成功。そしてフランス、ブルボン王朝が設立した王立セーヴル磁器製作所によって、真に西洋的な様式が確立。
本展では、国内コレクションにより、ルイ15世からナポレオン帝政時代を中心に、ポンパドゥール侯爵夫人、マリー=アントワネット王妃、ジョゼフィーヌ皇后やマリー=ルイーズ皇后などの妃たちがこよなく愛したセーヴル磁器の魅力を紹介。

会  期 2025年 4月 5日(土)〜 6月 8日(日)
会  場 渋谷区立 松濤美術館
〒150-0046 東京都渋谷区松濤 2-14-14
TEL:03-3465-9421
開館時間 10:00 〜 18:00 (入館は30分前まで)
※金曜は20:00まで
休 館 日 月曜日、4/30(水)、5/7(水)
※祝日の場合は開館
観 覧 料 一般:800円  大学生:640円
高校生&60歳〜:400円  小中生:100円
※土日・祝は小中生:無料
U R L :shoto-museum/






帰ってきた泉屋博古館
いにしえの至宝たち

京都東山・鹿ヶ谷の地にて開館以来65年目を迎える2025年春。1年の改修工事を経て再び始動。記念の第一弾は、一貫して活動の核としてきた住友家伝来の美術品を中心に、日本、中国、朝鮮の古代から近世に至る美術工芸の代表作を精選して紹介。

会  期 2025年 4月 26日(土)〜 6月 8日(日)
会  場 泉屋博古館
〒606-8431
京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町 24
TEL:075-771-6411
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館
入 館 料 一般:1,000円  学生:600円
18歳以下:無料
主  催 公益財団法人 泉屋博古館、
日本経済新聞社、 京都新聞
U R L :www.sen-oku.or.jp/kyoto/





ラーメンどんぶり展

グラフィックデザイナーの佐藤卓とライターの橋本麻里が2012年から取り組んでいる美濃焼に関するプロジェクトのひとつである「美濃のラーメンどんぶり展」をきっかけに、プロジェクト開始から続く、様々なジャンルのデザイナーやアーティストがラーメン丼とレンゲをデザインする「アーティストラーメンどんぶり」に新作10点を加えた、全40点のオリジナルラーメン丼を展示。プロジェクト初の試みとなる建築家・デザイナー3組の設計による「ラーメン屋台」も紹介。

会  期 2025年 3月 7日(金)〜 6月 15日(日)
会  場 21_21 DESIGN SIGHT
〒107-0052 東京都港区赤坂 9-7-6
東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
TEL:03-3475-2121
開館時間 10:00 〜 19:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 火曜日 ※4/29、5/6は開館
観 覧 料 一般:1,000円  大学生:800円
高校生:500円  中学生以下:無料
U R L :www.2121designsight.jp/





ティーカップ・メリーゴーラウンド
ヨーロッパ陶磁にみるモダンデザイン 100年

19世紀半ばから20世紀半ばまでの約100年間に焦点を当て、ドイツのマイセン、フランスのセーヴル、イギリスのミントン、デンマークのロイヤル・コペンハーゲン、フィンランドのアラビアなど、ティーウェアやコーヒーウェアを中心に室内装飾品などを加えた名品を紹介。

会  期 2025年 2月 15日(土)〜 6月 22日(日)
会  場 茨城県陶芸美術館
〒309-1611 茨城県笠間市笠間2345
笠間芸術の森公園内
TEL:0296-70-0011
開館時間 9:30 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館、翌火曜日休館
観 覧 料 一般:950円  高大生:710円
満70歳以上:470円  小中生:360円
U R L :www.tougei.museum.ibk.ed.jp/






移転開館5周年記念 花と暮らす展

日本では春夏秋冬の四季の中で、季節ごとの花や色彩を生活に取り入れ、日々の暮らしを楽しんできた。多くの作家が身近な自然にテーマを求め、それぞれの技法で作品に表現。一方で、花器など花のためのうつわも数多く制作され、花は日々の暮らしに取り入れられてきた。本展は花をテーマに、工芸、デザイン作品に表現された花と、花を活けるためのうつわを、国立工芸館の所蔵作品を中心に紹介。

会  期 2025年 3月 14日(金)〜 6月 22日(日)
前期:3/14〜5/6、後期:5/8〜6/22
会  場 国立工芸館
〒920-0963 石川県金沢市出羽町 3-2
TEL:050-5541-8600
開館時間 9:30 〜 17:30 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※3/31、4/7、28、5/5は開館
観 覧 料 一般:300円  大学生:150円
高校生以下、65歳以上:無料
U R L :www.momat.go.jp/craft-museum





近江の古陶磁を味わう
湖国の料理とともに

東海道・中山道をはじめ北国街道や西近江路などの交通網が整備され、城下・門前・宿場に町人文化が栄えた近世、とくに中期以降には、個性豊かな陶窯が各地に開かれ、同時に商品経済の発達で外食の大衆化が進み、宿場や街道筋に建ち並ぶ旅籠や飲食店では湖魚や近江野菜を活かした郷土料理が旅人らに振舞われた。こうした外食そして同時期に流行した社寺巡礼など旅の庶民化が、近江のやきものに与えた影響も少なくない。本展では、近江のやきものと料理を中心に、街道周辺の名所や見所などをあわせて紹介。

会  期 2025年 3月 15日(土)〜 6月 22日(日)
会  場 滋賀県立陶芸の森 陶芸館
〒529-1804
滋賀県甲賀市信楽町勅旨 2188-7
TEL:0748-83-0909
開館時間 9:30 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館
入 館 料 一般:750円  高大生:560円
中学生以下:無料
U R L :sccp.jp






黒の奇跡・曜変天目の秘密

東洋陶磁の至宝、曜変天目。南宋時代、12〜13世紀の中国で作られ、世界に3点のみ現存し、その全てが日本に伝わっている。多くの人々を魅了し続けているのは、漆黒の釉薬に浮かぶ虹色の光彩による謎めいた美しさか。曜変天目はこの神秘的な輝きの他にも、製法や伝来など様々な謎を秘めている。
本展では工芸の黒い色彩をテーマとして、刀剣や鉄鐸など「黒鉄」とよばれる鉄の工芸品や「漆黒」の漆芸品も紹介。そして中国と日本の黒いやきものの歴史をたどりつつ、最新の研究成果をもとに、曜変天目が秘める様々な謎と秘密に迫る。

会  期 2025年 4月 5日(土)〜 6月 22日(日)
会  場 静嘉堂文庫美術館
〒100-0005 東京都千代田区丸の内 2-1-1
明治生命館 1F
TEL:050-5541-8600
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
※第4水曜は20:00まで
※6/20(金)・21(土)は19:00まで
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館
観 覧 料 一般:1,500円  高大生:1,000円
中学生以下:無料
U R L :www.seikado.or.jp/





西洋帰りのIMARI展
柿右衛門・金欄手・染付

1700年代初頭まで硬質磁器の製作技術を持たなかったヨーロッパでは、中国や日本の磁器を珍重。アジア貿易に積極的であったオランダ東インド会社やその社員たちが1660年代頃から本格的にヨーロッパ向けに扱いはじめたのが、日本製の磁器・伊万里焼だった。
今展では、かつてドイツのアウグスト強王のコレクションであった「色絵 花鳥文 輪花皿」をはじめ、ヨーロッパから里帰りを果たした作品、器形や装飾などから輸出向けの可能性がある作品を展示し、伊万里焼貿易の様相を探る。

会  期 2025年 4月 12日(土)〜 6月 29日(日)
会  場 戸栗美術館
〒150-0046 東京都渋谷区松濤 1-11-3
TEL:03-3465-0070
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
※毎週金曜・土曜は10:00〜20:00
休 館 日 月曜日、火曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館
入 館 料 一般:1,200円  高大生:500円
中学生以下:無料
U R L :www.toguri-museum.or.jp/






つながる民藝 縁ぐるり
山本爲三郎コレクションより

1920年代に思想家の柳宗悦らを中心に始まった民藝運動。その中の一人、朝日麦酒(現アサヒグループホールディングス)株式会社の初代社長・山本爲三郎(1893-1966)は、民藝運動を草創期から支えた人物。山本のもとに集まった品々は現在、山本爲三郎コレクションとして当館に所蔵。本展は、この山本コレクションから9人の作家(濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢_介、棟方志功、河井寛次郎、黒田辰秋、青田五良、エセル・メール)に焦点を当てる。

会  期 2025年 4月 19日(土)〜 7月 6日(日)
会  場 アサヒグループ大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原 5-3
TEL:075-957-3123
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日
※祝日の場合は開館
観 覧 料 一般:1,100円  高大生:500円
中学生以下:無料
U R L :www.asahigroup-oyamazaki.com/






加守田章二と益子の焼締陶

江戸時代末期に始まった益子焼は、施釉陶器の歴史が築かれてきた。加守田章二は1958年、益子の塚本製陶所の研究生となり、翌年独立。1966年には半倒炎式角窯を築き、b器、曲線彫文、彩陶と、土のテクスチャーを生かした新しいスタイルの作品を次々と発表。こうした加守田作品に傾倒し、施釉を行なわない土肌を見せる作風が益子で一世を風靡。本展は一ジャンルとして形成された、加守田章二に連なる益子の焼締陶を紹介。

会  期 2025年 4月 20日(日)〜 7月 13日(日)
会  場 益子陶芸美術館
〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子 3021
TEL:0285-72-7555
開館時間 9:30 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館
入 館 料 大人:600円  小中生、65歳〜:300円
※6/15(日)栃木県民の日は、すべての方無料
主  催 益子陶芸美術館
U R L :www.mashiko-museum.jp/






至福のひととき カップ&ソーサー展

コーヒーやお茶、飲み物としてのチョコレートは、エキゾチックな異文化のイメージをまとって西洋に渡り、砂糖やミルクと出合って独自の道を歩き始めた。煎茶碗と小皿の組み合わせから出発したカップ&ソーサーにハンドルが付けられ、西洋化。それらの器はサロンや食卓を華やかに彩り、コーヒーハウスやティーガーデンは社交の場としても機能。また、普及に伴ってコーヒーや紅茶を用いた占いや茶菓子などが発展し、アフターヌーンティーに代表される新たな習慣を生むことになった。明治以降、数多くのカップ&ソーサーが日本から輸出。本展では、香り高い至福のひとときを魅力的に演出した、珠玉のカップ&ソーサーを紹介。

会  期 2025年 4月 29日(火)〜 8月 31日(日)
会  場 横山美術館
〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵 1-1-21
TEL:052-931-0006
開館時間 10:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、8/12(火)〜8/18(月)
※祝日の場合は開館、翌火曜休館
入 館 料 一般:1,000円  65歳〜、高大:800円
中学生:600円  小学生以下:無料
U R L :www.yokoyama-art-museum.or.jp/






桃山陶にみる 黒の造形

室町時代に村田珠光によって始められた「侘び茶」は、安土桃山時代になると千利休によって完成。それまでの唐物と呼ばれる中国の陶磁器から和物へと、志向が大きく移り変わり、美意識の変化とともに新たな茶陶の需要拡大を生み、美濃において日本独自の美意識のやきものが大量に作り出された。桃山陶と呼ばれる志野、黄瀬戸、織部の中には、瀬戸黒、黒織部、織部黒といった黒釉(鉄釉)を施した黒いやきものがある。本展は「黒」をテーマに陶片や茶碗から美濃桃山陶の造形、意匠の多様さに注目。

会  期 2025年 4月 19日(土)〜 9月 7日(日)
会  場 多治見市美濃焼ミュージアム
〒507-0801 岐阜県多治見市東町 1-9-27
TEL:0572-23-1191
開館時間 9:00 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日 ※祝日の場合は開館
観 覧 料 大人:320円  大学生:210円
高校生以下:無料
U R L :www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki-museum/






CELADON 東アジアの青磁のきらめき

青磁とは、微量な鉄分を含んだ釉薬をかけ、高温で焼くことで青緑色に発色させた陶磁器。青磁は悠久の歴史を有しており、2世紀の中国で誕生し、その後発展を遂げながら朝鮮半島や日本をはじめ、世界各地へと広まった。青磁は東アジアの陶磁の歴史において重要な位置を占め、その美しさは人々の憧れの対象となり、権威や富の象徴でもあった。
本展では、当館コレクションの中から、中国や韓国の名品を展示するとともに、日本や近現代の青磁作品も紹介。

会  期 2025年 4月 19日(土)〜 11月 24日(月振)
会  場 大阪市立東洋陶磁美術館
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島 1-1-26
TEL:06-6223-0055
開館時間 9:30 〜 17:00 (入館は30分前まで)
休 館 日 月曜日、5/7(水)
※祝日の場合は開館、翌平日休館
観 覧 料 一般:2,000円  高大生:800円
中学生以下・市内在住65歳以上:無料
U R L :www.moco.or.jp/




しぶや 黒田陶苑

物故巨匠たちの逸品を扱いながら、現代作家による普段使いの食器から厳選された作品に至るまで、年40回ほどの個展や企画展を通じて広く紹介

会  期
・丸田宗彦展 4月18日(金)〜29日(火)

・瀬戸毅己展 5月9日(金)〜18日(日)

会  場 しぶや 黒田陶苑
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-16-14
メトロプラザ1F
TEL:03-3499-3225
開廊時間 11:00 〜 19:00
定 休 日 毎週木曜日

U R L :www.kurodatoen.co.jp/








Sculpture [立体造形]

伝統的な技法の彫塑からオブジェ的作品、大規模な空間芸術まで「彫刻」「工芸」「現代美術」の枠を超えて、多様な三次元表現を網羅

岡本立世、桜井智子、塩澤宏信 他、陶芸アートをリードする作家の作品も掲載されています

浅利竹清 安達知江 姉歯公也 阿部雪子 荒井善則
荒川尚也 安  茂 安東幸夫 板橋廣美 伊藤将和
井上隆夫 李 弘子 井村泰三 岩田 健 植木寛子
上田順康 植松奎二 馬川晴美 越後瑤子 遠藤 透
エンドウヨウコ 大河原隆則 大河内久子 大杉 直 大隅秀雄
大野公士 岡崎乾二郎 岡島延峰 岡本立世 柿本祥子
欠田 誠 影山あつこ 梶田孝史 勝田真由 狩野智宏
上條文穂 鴨谷真知子 河合勇作 河崎良行 北川晶邦
北郷 悟 北村隆博 城所ケイジ 衣笠朋子 黒田栄一
コイズミタイチ 香田昌恵 高野浩子 小西 修 小林照尚
五明 真 坂本雅子 桜井智子 佐藤伊智郎 佐藤 徹
塩澤宏信 嶋崎 誠 清水敬子 志村雄逸 下倉節子
関根伸夫 染谷健司 高田吉朗 舘山拓人 田原良作
手嶋大輔 長岡 強 長澤裕子 長谷川大治郎 早川榮二
火口陽子 一鍬田 徹 平岩共代 平方邦行 平山隆也
昼馬和代 広井 力 深澤三枝子 福本紀孝 藤本和彦
藤森 汎 堀尾紀之 洪 淑子 前島範久 松本雅之
松本幹永 見ア泰中 三島喜一 三好秀憙 三輪道子
村上 清 蜿タ英夫 柳川貴司 山岸 統 与   吉
吉水快聞 吉村鐡凡 吉本由美子 吉本義人 渡辺百合世
(五十音順/敬称略)

A4変形/オールカラー
定価:3,150円(税込)

発行:ART BOX インターナショナル
TEL:03-3574-7151
U R L :www.artbox-int.co.jp











伊賀耳付水指 銘 「破袋」
【五島美術館所蔵】
[伊賀の七不思議] 伊賀焼

 谷本光生 著
伊賀市三田の陶芸家、谷本光生さん(92)が、伊賀焼の歴史や魅力をまとめた「伊賀焼 伊賀の七不思議」(誠文堂新光社)を出版した。 10年かけて書き上げた本で、谷本さんは「伊賀焼のすべてが分かる完璧な一冊」として、陶芸家やコレクターに読んでほしいと話している。

谷本さんは30歳のとき、室町後期から江戸初期にかけて茶陶として重宝された「古伊賀」に魅せられて作陶を始める。 窯跡を発掘するなどして古伊賀を研究する一方、伝統に基づく作品を数多く生み出し、すたれかけた伊賀焼を再興。 伊賀焼の第一人者となり、平成8年には地域文化功労者の文部大臣表彰を受けた。

本では、60年におよぶ自身の体験や研究をもとに、古伊賀から続く伊賀焼の歴史を年代順に明らかにした。 副題となっている伊賀焼の七不思議では、古伊賀の「花生(はないけ)」にある前後の穴の役割など、7つの疑問について解説している。 また巻頭では、自身の作品や全国の博物館などが所蔵する伊賀焼の名品を約70枚のカラー写真で紹介している。

【産経新聞 記事抜粋】

B5判/カラー48頁/モノクロ120頁
定価:3,150円(税込)

発行:誠文堂新光社
TEL:03-5800-5780 <販売>
U R L :www.seibundo-shinkosha.net/












隠崎隆一 作



今井政之 作

案内パンフより抜粋
 
「現代日本の陶芸 vol.2」

伝統に培われた素材、技法から新しい陶表現まで―。
人間国宝の巨匠や現在活躍中の陶芸家の多様な表現技法による日本の陶芸と展望。

青木九仁博 秋谷茂郎 秋山 陽 荒木 広 石川洋二
伊勢崎 淳 板橋廣美 伊藤赤水 伊藤信夫 伊藤美秀
井上秦秋 今井秀夫 今井政之 今井理桂 植草 稔
上田順康 植田禎彦 氏家龍次 内田鋼一 馬川晴美
エイコ・ムライ 大樋長左衛門 岡島光則 岡本立世 小川哲男
小川待子 小塩 薫 角谷英明 隠崎隆一 賀集セリーナ
加藤清和 加藤高山 加藤隆生 加藤 委 兜森直子
河合誓徳 河井敏孝 川合牧人 古庵千恵子 越田健一郎
小嶋太郎 斎藤敏寿 佐伯守美 酒井田柿右衛門 坂上竹造
栄木正敏 坂口喜美子 佐々木里知 柴田眞理子 下平清治
白石典昭 鈴木克弥 須藤紅州 原普門 見勝代
滝口和男 瀧口喜平爾 瀧田史宇 竹廣秦介 田嶋悦子
立川青風 月形明比古 筒井廣明 坪井明日香 土肥心之輔
土肥紅 童  心 當真嗣治 徳田八十吉 中里重利
中島晴美 中村錦平 中村照子 中村伸子 中村 裕
生井慶子 成清 正 西谷結城 西本瑛泉 浜本 玄
林 香君 林 康夫 速水司朗 日峰正道 平尾政行
昼馬和代 廣澤洋海 深見陶治 藤井一範 藤岡炭遊
古橋 尚 古橋弘子 前田 和 前田英伸 前原祥子
増丸義和 松本左一 南 惠子 宮下善爾 三輪和彦
森井 隆 守繁栄徹 森  正 安原幸子 山田常山
山田絵夢 吉川修身 吉田晴弥 渡辺和比古 渡辺陶生
(掲載作家・五十音順・敬称略)

A4変形/250頁/フルカラー
定価:15,750円(税込)

発行:ART BOX インターナショナル
TEL:03-3574-7151

U R L :www.artbox-int.co.jp




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